竹バットは安い?折れやすい?コストパフォーマンスについて解説

近年、甲子園常連校のほとんどがバッティング練習に「竹バット」を使用しています。

その理由の一つとして、「バッティング技術の向上に優れた効果がある」ということが挙げられます。しかし、竹バットが強豪校のトレーニングに取り入れられている理由はそれだけではありません。

「コストパフォーマンスが良い」という点も竹バットトレーニングが取り入れられている理由なのです!コスパが良いというのは、木製バットと比べて耐久性が高く、導入コストも安いという点からです。

とはいえ、「竹バットは本当に安いの?」「天然素材だから折れやすいのでは?」といった疑問を持たれている方もいらっしゃるでしょう。そこで、今回は、竹バットのコストパーフォーマンスについて解説いたします。元プロ野球選手・広澤克実氏から竹バットについてのアドバイスもありますので、ぜひ最後までご覧ください!

著者情報

和牛JBグラブ、和牛JBバット、JB竹バット、各種トレーニングバット、グラブトリートメント等、各種野球用品を製造販売する野球用品メーカー、【ボールパークドットコム】です。

弊社では長さや重さの組み合わせが異なる12種類の竹バットをご用意しています。お子さまの体の成長に合わせたバット選びが可能ですので、お困りのことやご相談等がございましたらお気軽にお問い合わせください。

ボールパークドットコム

竹バットは本当に安いのか?

まず、はじめに「竹バットは本当に安いの?」という疑問にお答えします。結論から申し上げると、各種バットと比べるとコストパフォーマンスが良いです。

竹バットが安い理由

現在日本で販売されている竹バットの大半は中国産、もしくは中国産の素材を用いて作られています。国産の竹があまり使用されていない理由は、日本では伐採および輸送にコストがかかってしまうためです。中国から輸入することでコストを抑えることができます。

木製・金属製・竹製バットのコストパフォーマンスの比較

以下に各種バットのコストパフォーマンスを計算してみました。 1年間あたりのコストパフォーマンスは竹バットが1位という結果に!詳しくはこちらの記事にも記載しておりますので、ご覧ください。

コスパ比較

竹を使用した高級路線のバットも登場

竹バットはバッティング技術が向上するという大きなメリットがある一方で、打感が悪い・手がしびれる・飛距離が出ないといったデメリットにもなり得る特徴を持っています。 しかし、最近はこうしたデメリットが解消されるような竹バットが登場しており、進化をとげています。通常の竹バットよりも高価なため検討の余地はありますが、参考にされてみてください。

炭化竹バット

加圧・加熱処理した炭化竹が使用されています。素材の硬化とメイプルのような打感、手のしびれの軽減を実現しており、竹バットの欠点が解消されたバットと言えるかもしれません。

竹合板バット(竹ラミバット・ラミーバット)

竹にメイプル材など他の素材を張り付けて打感や強度を上げたバットです。木製バットを削り出す製造過程で出る端材を組み合わせることで、資源の有効利用をも実現しています。耐久性に優れていることに加え、木製バットに近い打感のため、人気上昇中です。

当店が製造するラミーバットも人気が上がってきており、バットの芯の部分が竹、打撃面4面をメイプル材で合成した合板バットという構造です。芯が合竹のため折れにくく練習用、試合用として最適というお声をいただいております。ヒットした感触が1本木に近く、芯を捉えれば、飛距離は1本木バットと変わりません。

※主に大学、社会人野球で使用されている人気商品です。
※大学生公式戦での使用はできません。練習用としてご使用ください。
※社会人野球は公式戦使用可能です。

 

2022新商品/ラミーバット

グラスファイバー竹バット

細くて折れやすいグリップ部からテーパー部にかけてグラスファイバー素材でカバーされており、より耐久性に優れた構造になっています。

竹バットは折れやすい?

竹バットは、定期サイズの竹板を貼り合わせて角材をつくり、その角材をバットの形状に削って作られています。そのため木製バットのように真っ二つに折れるということがあまりありません。

長く使い続けていたり、使用頻度が高くなったりすると、竹板がはがれてきます。 竹は天然素材であり、保管方法などによっても寿命が異なりますが、ボールパークドットコムがおこなったユーザーアンケートでは、約85%の方が1年以上使用し、約66%の方が2年以上使用しているという結果が出ています。

竹バットのメリット・デメリットについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

竹バットはバッティングセンターで使用してもいい?

バッティングセンターは打球音などを気にすることなく練習に集中できるため、利用したことがあるという選手も多いのではないでしょうか。その際に、普段使用しているバットを持ち込むか、備え付けのバットを使うか迷ったことはありませんか?

バッティングセンターのボールは、軟式野球のM号球やJ号球よりも重くて硬いボールが使用されているケースがほとんどです。「バットをできるだけ長く大切に使いたい」と思うのであれば、比較的安価な竹バットであっても、バッティングセンターで使用することはおすすめできません。

これは竹バットに限らず、他の素材のバットも同様です。 しかし、普段使用しているバットを持ち込むことでより実践的な練習ができるというメリットもあります。もしバッティングセンターに個人のバットを持ち込む場合は、メリット・デメリットをきちんと理解したうえで、自己責任で練習しましょう。

元プロ野球選手・広澤克実氏から竹バットについてのメッセージ

最後に、ボールパークドットコムのアドバイザーである広澤克実氏からのメッセージをご紹介いたします!


広澤克実氏からのメッセージ

子供にバッティング技術が身に付く時期は、野球が楽しくなって“もっとうまくなりたい!"と自発的に練習し始める頃です。

その時にその子供の体型に合った長さ・重さの竹バットでトレーニングする事は、将来の野球人生において大いに役立つ事だと思います。バッティングはボールをバットの芯で捉え、スイングスピードを早くしてより強い打球を打つことが基本ですから、ヘッドに重心のある竹バットはその基礎をつくるトレーニングに適しています。

また、成長段階の子供のその小さな体に長くて重いバットを持たせては、バットのコントロールがうまくできるはずありません。その点からもボールパークドッコム の少年野球用竹バットは、67cmの短く軽いサイズからのラインナップ(12サイズ) が揃っているので子供の体型や成長に合わせた体に合ったバットを選べる事もおすすめできるポイントの一つと言えますね。

子供の頃から少しハードルを上げ、竹バットでトレーニングする事はいずれ直面 するであろう木製バットの使い方のコツを先取りする意味でもおすすめです。

今回は竹バットのコストパフォーマンスについて解説させていただきました。甲子園常連校に選ばれている理由がご理解いただけましたでしょうか?

ボールパークドットコムではバリエーション豊富な竹バットをご用意しておりますので、「竹バットトレーニングを取り入れたい」とお考えの方はぜひチェックしてみてください!

トレーニング用竹バットはこちらから

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