自分のバッティングの特徴に合うバットを作る
中学・高校での金属バットに慣れてしまっている日本の若手選手は、大学野球・社会人野球に進み、金属バットを木製バットに変える時、「超硬いバット」を選択する傾向にあります。
確かに、硬いバットは「弾き」が良く、「カチーン」とした感覚を伴いますので、金属に近い感じで打てると思います。 でも、ちょっと待ってください!あなたのバッティングに「超硬いバット」は適していますか?
前回のウェブマガジンで、一流バット材の特徴を詳しくご紹介しましたが、それらには各々特徴がありました。 バット材の個性や特徴を知り、日本の気候に合う木製バットを探すことは大事です。
ただし、「一流のツール」を手に入れても、自分自身のバッティング技術が「一流」になれる訳ではありません。 バット材の良し悪しは勿論問題ですが、それ以前に問題なのは、「自分のバッティング」を知っているかどうかということです。
大柄な体格なのか、小柄なのか、力でバッティングするのか、技術でバッティングをするのか、ホームランを打ちたいのか、ヒットを量産したいのか、長距離ヒッターなのか、短距離ヒッターなのか。。。
自分が「どういうバッターなのか」、「どういうバッターになりたいのか」を知らずに、ただ流行のバットを購入しても、バッティングは上手になりません。
ガツンと打つこと。バットのしなりを使って打つこと。バットに乗せて打つこと。などなど、練習を通してスキルを身に付けていきながら、本当の自分のバッティングスタイルを見つけ、そしてそれに合うバットを見つける。この順番を間違ってはいけません。
<優先順位>
1. 自分のバッティングを知る
2. 目標を作る(バッティングスタイル)
3. 目標に合ったバッティング練習を行う
4. 練習を通して、色々なバットを試す
5. 自分に合うバットを見つける
さらに、バッティングスタイルの構築では、長さ・重さ・グリップの形状・にぎりの太さ・バランス・ヘッドカットなど、バットの各パーツのサイズ選択も重要です。
基本に戻り、自分が目指すバッティングスタイルを構築すべく練習を重ね、バットを試し、最後に自分に合う最高のバットを手に入れましょう!
前回からご紹介している「完全別注フルオーダーバット」のオーダーシステム。今回は、その続きからご紹介いたします!
5.<ヘッドカット>を選ぶ
※使用中のバットをサンプルとして、同じ型のバット製作も可能です。
6.<本体カラー>を選ぶ
まずは、一色にするのか、グリップ部分とヘッド部分の色を変えるのかを決めます。 そしてグリップ部分の色の幅を、30㎝または45㎝のどちらかに決めます。
※社会人及び大学野球における着色バット(黒)については、細かい規定があります。詳しくはボールパークドットコムの「完全別注フルオーダーバット」のページに記載されていますので、そちらをご覧ください。
7.<マーク>を選ぶ
※マーク1・マーク2・マーク3とも、ボールパークドットコムの登録商標で、全日本バット工業会公示ブランドです。
※大学・社会人野球の公式戦で使用する場合は、「BFJ」マークが必要です。
8.<マークカラー>を選ぶ
9.<グリップ裏面の刻印のデザイン>を決める
グリップの裏面に刻印を施すことができます。
以上が、オーダーシステムの概略です。 練習の結果、自分に合うバットが分かったら、ぜひオーダーバットを作ってみてくださいね!