グラウンド整備方法
「一度もグラウンド整備なんかした事がない」、「経験はあっても今一つ整備方法が分からない」、そんな方々の声にお応えして、今回はグラウンド整備方法をご紹介したいと思います。
トンボの掛け方から、雨が降った時の処理方法など、詳しく説明していきますね! その前に、
グラウンド整備は、乾いた状態のグラウンドで行う事が大前提です!
雨が振った後、ぬかるんだ状態のグラウンドを正しく整備することは出来ません。
でも試合中など、雨が上がってすぐにグラウンドを使用することもあります。 そこで、ここではいくつかのケースに分けて説明していきたいと思います。
<ケース1:乾かす時間が無い。すぐに使用する必要がある場合>
雨上がり後すぐにグラウンドを使用する必要がある場合、まず雑巾やバケツを使って丁寧に水分を取り除いてください。
この後、乾いた砂を敷いてトンボでしっかりと均しましょう。
※砂を敷くのは応急処理です。グラウンド使用後は敷いた砂を取り除き、本来のグラウンド整備用土を敷き直してください。
<ケース2:グラウンドが乾いたらすぐに使用する場合>
上の写真のように、水分が無くなった状態になってすぐにグラウンドを使用する場合、表面をより速く乾かすために、ブラシやハケをみんなで掛けます。
マウンドを中心に弧を描きながら掛けていくと、表面が徐々に乾いてくるのが見えるはずです。 これでグラウンドは使用出来ますが、本来グラウンド表面を覆う柔らかい黒土は、雨のせいで下の方に沈み、表面には砂が出ている状態なので、このままグラウンドを使い続けるとグラウンドは固くなり、コンディションが悪くなっていきます。
※日照時間がある時に、しっかりと土を掘り起こすやり方でトンボを掛けましょう。
釘レーキ付トンボで整備しよう!
<釘レーキ付トンボの掛け方>
毎日の練習で、グラウンドの土はスパイクの穴だらけ。そのスパイクの穴の部分だけをトンボ掛けして、あとはハケで表面をなでてしまえば、見栄えは綺麗に仕上がります。
でも、これだとスパイクで踏みつけた部分の土の固さと、踏んでいない土の固さに違いが出て、イレギュラーバウンドの原因になってしまいます。
大事なのは、スパイクで掘れてしまった深さまで、レーキで土を掘り返しながらトンボを掛けるということ! ここで登場するのが、この「釘レーキ付トンボ」です!
先端の拡大写真です。
先端に付いた釘レーキで土を掘り返し、土の塊があればほぐします。そして掘り返した後は裏側で土を均します。 一本で二つの役割。まさに一石二鳥のトンボなんです!
普段からのトンボ掛けが大切です!
いかがでしたか? 雨降り時の応急処理を放置せず、その後適切な処置を施すことで、グラウンドは常に良い状態に保たれ、選手はケガをせずにプレーすることが出来ます。
トラクターなどを使った大掛かりなグラウンド整備は、年に1回程度行われるだけ。 普段から地道にトンボを掛けることで、最低限のグラウンドコンディションをキープすることが出来ます。
そして、普段のトンボ掛けには、ぜひ「釘レーキ付トンボ」を使ってくださいね!
「釘レーキ付トンボ」の詳しい情報は、ボールパークドットコムのウェブサイトをチェック!