皆さんは、バッティングをする時に、スイングに気をつかっていますか? 特にお子さんが少年野球チームに入っていたりすると、練習だけじゃなくて自主練でもちゃんとしたスイングを教えてあげたくなりますよね。
この記事では、バッティングでヘッドが下がる原因やスイングのチェック方法、スイングにおけるヘッドの軌道修正法などについて詳しくご紹介します!
著者情報
和牛JBグラブ、和牛JBバット、JB竹バット、各種トレーニングバット、グラブトリートメント等、各種野球用品を製造販売する野球用品メーカー、【ボールパークドットコム】です。
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ヘッドが下がるってどんな状態?
まず、ヘッドが下がっているというのはどのような状態なのか解説します。
ヘッドが下がっているかどうかは、バットを振り抜く瞬間に肩のラインとバッドが真っ直ぐになっているかどうかで確認しましょう。
バットがインパクトする際に、肩のライン(右バッターなら左肩、左バッターは右肩)とバットのラインが平行であれば、ヘッドが下がっているとはいいません。肩のラインとバットのラインが平行ではなく、バットのラインが地面の方に向かってしまっている場合は、ヘッドが下がった状態となります。
ただし、低めの打球を打とうとする場合には、どうしてもバットは下向きに下がります。肩からのラインが一直線のところからバッドが落ちていなければ、それはヘッドが下がっているとはいわないため、注意が必要です。
たとえば、ベルト付近に来たボールの場合は、バットは基本的に地面と平行にはなりませんよね。実際にヘッドが下がっているかどうかは、肩のラインからバットの先までのラインを見て総合的に判断することが大切です。
ヘッドが下がってしまう理由
ヘッドが下がってしまう理由は、次のようなことが考えられます。
- 前側の脇が開きすぎている
- 腕のラインよりもバッドのヘッドが下がっている
- 手首に力が入っていない
- 前脚のほうへの体重移動が早すぎる
では、ここからはヘッドが下がってしまう理由について詳しく解説していきます。
前側の脇が開きすぎている
ピッチャーが投げるボールをスイングしてミートする際に、右バッターは左脇、左バッターは右脇が開きすぎているとヘッドが下がってしまいます。これは、前側の肘が上がりすぎている状態ともいえます。
バッターが構えたときに前側の脇が上がりすぎていると、身体がうまく回転しません。身体がうまく使えないと、バットを引く動作に影響が出て、スイングのパワーが十分にバットに伝わりにくくなってしまうのです。
また、スイングの軌道もブレるため、バットの芯でミートする確率も下がります。
腕のラインよりもバットのヘッドが下がっている
腕のラインとは、ミートする瞬間の腕からバットのヘッドまでのラインです。投手側にある肘からヘッドまでを線で結んだときに直線になっていれば、ヘッドが立っている状態になります。
ところが、手首に力が入らないと、ヘッドが肘からのラインを下回ってしまい、下がっていることになります。
つまり、バットのヘッドが下がる状態というのは、グリップとヘッドの位置関係ではありません。
地面との水平線でヘッドが下がっていても問題はなく、腕からバットのヘッドまでのラインでヘッドが下がっているかどうかを見ることが大切です。
手首に力が入っていない
手首が上手く使えないとバットが下がってしまうため、ヘッドも下がります。バッティングで投げられたボールをキャッチした瞬間に、手首で押し込みができないと打球は伸びません。
バットを振るときには遠心力が必要ですが、遠心力とバットの重さだけではボールの力に負けてしまい、強い打球が飛ばないため、手首にしっかりと力を入れる必要があるのです。
前脚のほうへの体重移動が早すぎる
バットが下がる原因の1つに、体の使い方が関係している場合があります。
打つ前の準備段階で、後ろ脚に体重を残したときにしっかり右の股関節に体重が乗りきれていないと、前脚のほうに早く体重が移動してしまいます。
体重移動が早すぎると伸び上がったようなスイングになってしまい、体だけが前に出てバッドのヘッドが下がって遅れた状態で出てくるようになり、高めのボールが打てない、低めのボールはゴロになってしまうなど、うまく打球が飛ばなくなってしまいます。
なぜ、ヘッドが下がるとよくないのか
ヘッドが下がると、単純に強い打球が打てなくなります。具体的には、次のようなことが増えてきます。
- パワーが伝わりにくくなる
- 空振りが増える
- ファールが増える
ここからは、なぜヘッドが下がるとよくないのかについて詳しく解説していきます。
パワーが伝わりにくくなる
バッティングでヘッドが下がってしまうと、スイングするときのパワーがバットに伝わりにくくなります。
ヘッドが下がってるということは、手首が使えていないということなので、バットを上手く押し込めずにボールの強さに押されてしまうのです。
そのためヘッドが下がると、大きな打球や強い打球が打てなくなります。
空振りが増える
手首や肘が上手く使えていないとバットのヘッドが下がります。
バットを正しく扱えていないということになるため、空振りも増えてしまいます。
ボールをしっかり見ていたとしても、イメージ通りにバットを出せないので当たる確率は低くなり、空振りが増えしまうというわけです。
ファールが増える
バットのヘッドが下がると、打球を捉える瞬間にバットの角度が大きく下向きになります。
バットの角度が付きすぎてしまうと、円柱状のバットで打ってもフェアゾーンに飛ばせなくなり、横方向に飛ぶ確率が上がってしまいます。
ヘッドが下がった状態でセンター返しをするのは難しいため、真横に飛んでファールになる可能性が高くなり、ヒットが出にくく、打率も下がってしまうでしょう。
例を交えて紹介!お子様のスイングを確認しよう
まずは現状のスイングを確認してみましょう!これから画像付きでご紹介する3つのスイングフォームに当てはまる方は、"振り子スイング"を行うことで改善されるかもしれません。
(例1. 上体が後傾になってバットが出てこない。)
(例2. 左足が突っ張り上体が反り返る。)
(例3. 右肩が極端に下がる。)
お子様のスイングをチェックして、この3つのうち、いずれかに該当していたら、振り子スイングを実践してみましょう!
ヘッドを下げないように改善!"振り子スイング"がおすすめ!
それでは、振り子スイングを行って、スイングを改善していきましょう。
この時使うバットは、いつも使っているバットよりも「重め」で「長め」のバットがオススメです!
<スイングのポイント>
- 正面を向いて、振り子や象が鼻を振るイメージでスイングします。
- 同じ軌道で、「大きく」「ゆっくり」「繰り返し」の3つに気を付けながらスイングします。
- この振り子スイングを覚えると、身体や関節が堅いお子様の柔軟性もアップしますよ!
☆図解
1. まずはグリップの位置と右ひじの位置をチェックしましょう。
2. グリップよりも、「右ひじ」を先に身体の中心寄りに入れます。
3. この時に、左わきがしまった状態で振るのがコツです!
4. そして、左ひじが身体から離れないように振るのがコツ!
これらを実際に振り子のうように連続して繰り返し繰り返し振ることで、滑らかな軌道を習得することができます。
まとめ
ヘッドが下がる状態や下がってしまう理由、スイングのチェック方法について解説しましたが、いかがでしたか?これを見たあなたも振り子スイングの魅力に気づいたことでしょう。早速、普段の練習に振り子スイングを取り入れて、バッティングのコツをつかんでみましょう。
ヘッドを下げないようにするには、お子様の普段使用しているバットよりも「重め」で「長め」のバットがおすすめだとご紹介しましたが、ボールパークドットコムでは、少年竹バットが15タイプから選ぶことが可能です。
種類が多くあるため、数あるラインナップの中からぴったりのバットを見つけること可能でしょう。
ぜひ、サイズをチェックしてみてください。もし、気になる商品があるけど選び方が分からない場合は、お気軽にお問い合わせください。