3つのエンジンと体重移動、体の回転軸をいつも意識しよう
腰【第1エンジン】 肩【第2エンジン】 腕【第3エンジン】 体重移動と体の回転軸。
前回までに解説したバッティングの基礎中の基礎。最重要キーワードです。 今回のお題は、「インコースとアウトコースの球の打ち方」ですが、ここでもこれらのキーワードがポイントとなります!
インコースとアウトコースでは打ち方が全く違う!?
「インコースの球は打てるのに、アウトコースの球は打てない」
「アウトコースの球は打てるのに、インコースの球は打てない」
そういうコメントをよく耳にします。 実は、インコースの球とアウトコースの球を打つのに、同じバッティングフォームでは打てないんです。 3つのエンジンと体の回転を絡ませて解説します。
<インコース>
インコースの球を打つ時には、3つのエンジン全てを使います。 3つのエンジンのおかげでバットスピードが上がり強い打球を打つことができます。
※左肩の位置に注目。肩が完全に回転した状態での位置です。
<アウトコース>
第1のエンジン【腰】が起動した後、【肩】と【腕】の起動に時間差が余りありません。 すなわち、第2と第3のエンジンが同時に動く状態です。 それぞれのエンジンを十分に使わないので、その分バットスピードが落ち、インコースの打球ほどは飛びません。
※肩と腕が同時に動く。左肩が開いていない状態
いかがでしたか? 両者の違いは、「肩のエンジンを単独で使うか使わないか」でした!
今回はここまで。 次回は、広澤さんが語る「若い選手たちがやるべき事」をご紹介いたします!
<広澤克実氏の【フォーカスゾーン打撃理論】> https://japan-ballpark.com/collections/books-dvd/products/700.html