バッティングの基礎|目からウロコ!これがバッティングの極意!~広澤克実氏の語るバッティング理論~④

3つのエンジンと体重移動、体の回転軸をいつも意識しよう

腰【第1エンジン】 肩【第2エンジン】 腕【第3エンジン】 体重移動と体の回転軸。

前回までに解説したバッティングの基礎中の基礎。最重要キーワードです。 今回のお題は、「インコースとアウトコースの球の打ち方」ですが、ここでもこれらのキーワードがポイントとなります!

 

インコースとアウトコースでは打ち方が全く違う!?

「インコースの球は打てるのに、アウトコースの球は打てない」

「アウトコースの球は打てるのに、インコースの球は打てない」

そういうコメントをよく耳にします。 実は、インコースの球とアウトコースの球を打つのに、同じバッティングフォームでは打てないんです。 3つのエンジンと体の回転を絡ませて解説します。

 

<インコース>

インコースの球を打つ時には、3つのエンジン全てを使います。 3つのエンジンのおかげでバットスピードが上がり強い打球を打つことができます。

※左肩の位置に注目。肩が完全に回転した状態での位置です。

指導⑥内角打ちWP編集済

<アウトコース>

第1のエンジン【腰】が起動した後、【肩】と【腕】の起動に時間差が余りありません。 すなわち、第2と第3のエンジンが同時に動く状態です。 それぞれのエンジンを十分に使わないので、その分バットスピードが落ちインコースの打球ほどは飛びません。

※肩と腕が同時に動く。左肩が開いていない状態

指導⑦外角打ちWP編集済み

いかがでしたか? 両者の違いは、「肩のエンジンを単独で使うか使わないか」でした!

今回はここまで。 次回は、広澤さんが語る「若い選手たちがやるべき事」をご紹介いたします!

<広澤克実氏の【フォーカスゾーン打撃理論】> https://japan-ballpark.com/collections/books-dvd/products/700.html

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