木製バットの選び方|自分のバッティングの特徴を知る。そしてバット材の特徴を知る!

2020.03.17

堅いバットが流行しているようですが、、、

日本では、高校野球は金属バットを使っています。 その影響で、大学・社会人野球に進み、金属から木製バットに変わった後でも、金属バットの感覚に近い「超堅い木製バット」を求める選手が少なくありません。
確かに、堅いバットは「弾き」が良く、「カチーン」とした感覚を伴いますので、金属に近い感じで打てると思います。

でも、ちょっと待ってください! 流行の超堅いバットを使うことが、果たして自分のバッティングに合っているのか。少し考えてみませんか?

野球をする土地の「気候」に合うバットを選ぶ!

<アオダモバット>

日本が世界に誇る「アオダモバット」。ちょっと力を込めて解説したいと思います。
「アオダモ」(別名:トネリコ)は、北海道開拓当初、道内では標高の高い寒冷地帯に自生していたそうで、「堅くて」「丈夫」「粘性と弾力性に富む」材質で、開墾用具として重宝されたそうです。

ん?アオダモって「堅い」?

たしかアオダモは、柔らかくて、しなりのある材質だったはず。。。

【実は「アオダモ」と言っても、生育している地域によって、材質が異なるんです!】
全国には、立派なアオダモが育っている地帯があちこちに存在します。建材・高級家具材としての「アオダモ」は、柔らかく、粘りもあり、加工しやすい優れた性質を持っています。
ただし、バット材となると、少し違ってきます。

<バット材として必要な特徴>
・反発力が強く弾力性に富む。
・強靭で耐久力があり、軽い。

これらの特徴を持った「アオダモ」が生育するのは、北海道の東側。いわゆる太平洋側で、雪が少なく寒さの厳しい寒冷地。 ここで育った「アオダモ」を使ったバットが、日本が世界に誇る「アオダモバット」となったそうです。

ヤンキースのイチロー選手や、元ヤンキースの松井氏が日本でプレーしている時に、好んで使っていた「アオダモバット」 普及している「アオダモ」は、材質が「比較的柔らかい」ものが主流です。北海道産のような「バット材の"申し子"として生まれてきたアオダモ」でなくても、日本のように湿気の多い地域に一番適した「一流バット材」は、やっぱり「アオダモ」であることに間違いありません。

☆アオダモ資源育成の会
アオダモイメージ画像

アオダモは、日本においては現在も「バット材の王様」です。ただ、アオダモは成長が遅く、バット材となるには「70年以上」の年月が必要だということ。出回る量が少ないのでバットの値段は高い。それ以前に資材として不足しています。 資源を増やすために「アオダモ資源育成の会」が発足して活動を行っており、日本野球機構も植樹を促進するなど、アオダモの木を増やしていく必要があります。

<ホワイト・アッシュ>

そんな「アオダモ愛用者」の松井氏とイチロー選手でも、アメリカに渡ってプレーするようになって、バット材を変更することを決めました。
なぜか?それは気候が大きく影響しています。

☆ホワイト・アッシュ材
ホワイトアッシュ材

アメリカは、日本と違ってかなり乾燥した気候です。乾燥地域では、粘性のあるバットでは弾力性が低下し、逆に乾燥したバットが有効です。「アオダモ」のバットがアメリカには合わないと感じた松井氏とイチロー選手は、アオダモよりも乾燥していて、堅いと定評のあった「ホワイト・アッシュ」で作られたバットに変更しました。

「ホワイト・アッシュ」は、アメリカトネリコと呼ばれる木で、北米ではよくみかける木材です。 アオダモよりも、しなりに乏しい。しかし反発力があり、強い打球、速い打球を打つのに適すると言われています。乾燥した地域では威力を発揮しやすいバット材で、しかも安いので、多くのメジャーリーガーが使用しています。松井選手によると、「ガツンとぶつけるような打ち方」になるとか。 力とクセの強いアメリカのピッチャーに対しては、気候の違いで「しなり」の効果が発揮できない「アオダモ」よりも「ホワイト・アッシュ」が合っているとのこと。
堅いと言われている「ホワイト・アッシュ」ですが、実は「アオダモ」同様に、その生育場所によって、堅さがかなり違ってきます。

<ホワイト・アッシュの生育地域別の特徴>
・低地で育ったアッシュは、軽くて柔らかい。
・高地で育ったアッシュは、重く堅い。


日本においてホワイト・アッシュを試打する選手の感想を聞いてみると、
・「アッシュは打感が柔らかい」
・「アオダモよりも堅い」

のように、全く違った感想が返ってきます。
日本に入ってくる「ホワイト・アッシュ」が、「統一されていない堅さ」ってことですね。
「ホワイト・アッシュ」の問題点は、他のバット材と比べると打球面が大きく剥がれ易いということ。剥がれが激しいから、木の目に沿って割れてきます。 メイプルやアオダモなどのバットと比べると、耐久性に劣るので、経済的ではないバットと言えるでしょう。

<メイプル バット>

☆ボールパークドットコム製メイプルバット
北米産メイプルイメージ2

「ホワイト・アッシュ大国」のアメリカにおいて、バリー・ボンズ選手が「メイプルバット」を使用してホームランを量産した辺りから、「メイプル」がバット材として注目を集めるようになってきました。
「メイプル」は、日本ではカエデとして知られています。もみじの木のことです。 ホワイト・アッシュとアオダモの中間に位置する材と言われ、「ホワイト・アッシュよりも、しなる」「アオダモよりも打感が堅くて弾く」と言われています。
軽くて折れにくい性質なので、耐久性に優れ、打球面もあまり凹みません。 実は、松井選手は後に、ホワイト・アッシュから「メイプル」に切り替えています。
そんな「向かう所、敵なし!」という感じの「メイプルバット」ですが、問題点もあります。 「しなり」が少ない分、打ち損じた時には強い振動が手元に響きます。手がとてもシビれるってことです。
ホワイト・アッシュよりも丈夫で長持ちしますが、使い方が悪かったり、保管状態が悪いと当然折れます。折れた時には根元から斜めに割れて飛んで行きます。


自分自身のバッティングレベルと特徴を見極める!

野球は、「道具を使う」スポーツです。 バット材の個性や特徴を知り、日本の気候に合う木製バットを探すことは大事です。 ただ、「一流のツール」を手に入れても、自分自身のバッティング技術が「一流」になれる訳ではありません。 バット材の良し悪しは勿論問題ですが、それ以前に問題なのは、「自分のバッティング」を知っているかどうかということです。
大柄な体格なのか、小柄なのか、力でバッティングするのか、技術でバッティングをするのか、ホームランを打ちたいのか、ヒットを量産したいのか、長距離ヒッターなのか、短距離ヒッターなのか。。。 自分が「どういうバッターなのか」、「どういうバッターになりたいのか」を知らずに、ただ流行のバットを購入しても、バッティングは上手になりません。
松井氏やイチロー選手のような「超一流」の野球選手は、自分自身を知る能力も「超一流」なんです。
金属バットに慣れ過ぎて、その感覚に捕らわれ過ぎると、自分の個性・特徴を生かしたバッティングが出来ません。 ガツンと打つこと。バットのしなりを使って打つこと。バットに乗せて打つこと。などなど、練習を通してスキルを身に付けていきながら、本当の自分を見つけ、そして最適なバットを見つけることは、野球選手にとって非常に大事なことだと思います。

<優先順位>
1. 自分を知る
2. 目標を作る(バッティングスタイル)
3. 目標に合ったバッティング練習を行う
※4. 練習を通して、色々なバットを試す
5. 自分に合うバットを見つける


さらに、バッティングスタイルの構築では、バットモデルの選択も重要です。バットモデルとは、長さ・重さ・グリップの形状・にぎりの太さ・バランス・ヘッドカットなどのチェックポイントがあり、それぞれのチェックポイントで、自分のバッティングスタイルに合ったバット(オリジナルバット)を作り上げていくことが大事です。
基本に戻り、自分を見つめ、自分がチームのために何が出来るかを探求し、自分が目指すバッティングスタイルを構築すべく練習を重ね、バットを試し、最後に自分に合う最高のバットを手に入れましょう!

20種類のバットモデルも持つJBバットとは?

ボールパークドットコムは、創業以来、研究と試作を重ねながら、自社オリジナル木製バットの製造を続けてきました。
社会人野球チームや大学のチームに使って頂きながら、試行錯誤をした結果、辿り着いたのが、「JBバット・20モデル」です。


「長さ」「重さ」「グリップの形状」「にぎりの太さ」「バランス」「ヘッドカット」に、それぞれの特徴を持たせた「20モデル」


自分の体格、スキル、バッティングスタイルに合った、まさに自分だけのバットを作ることができます! 今の自分に合ったバットを手に入れた瞬間から、さらにレベルアップした自分へと目標が変化し、もっと素晴らしいバットを手に入れたいと願うようになる。 ボールパークドットコムの「20モデル」全ての野球選手の希望を叶える「マイルストーン」でありたいと願っています。

「20モデル」について詳しい情報は、下画像をクリック!

<JBバット20モデル>

<JBオーダーバット>

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