「既製品の木製バットでは、なかなか自分に合うバットが見つからない」と感じたことはありませんか?自分のバッティングの個性や、目指すバッティングとは何かを把握している選手ほど、自分に合うバットが欲しくなるものです。
既製品で見つからない場合は「オーダーバット」という方法を試してみたくなりますよね。 しかし、オーダーバットを作った経験のない選手がいきなりバットの長さ・重さ、グリップエンドの形状・太さなど、バットの要素すべてを指定することは簡単ではありません。
ボールパークドットコムでは、バットをオーダーすることに躊躇してしまい、泣く泣く既製品を使用するという選手をたくさん見てきました。 そうした選手のためにボールパークドットコムでも「JBカスタムオーダーバット」をご用意しております。
今回はこのオーダーシステムについて解説いたします。また、バットをオーダーするメリットや各項目を選択する際の目安もお伝えしますので、オーダーバットの購入を検討されている方はぜひ参考にされてみてください!
著者情報
和牛JBグラブ、和牛JBバット、JB竹バット、各種トレーニングバット、グラブトリートメント等、各種野球用品を製造販売する野球用品メーカー、【ボールパークドットコム】です。
弊社で製造・販売しているバットは日本一の取り扱い数を誇ります。オーダーメイドで世界に一つだけのバットを製作することも可能ですので、お困りのことがございましたらぜひお気軽にご相談ください。
オーダーバットのメリット
バットをオーダーする最大のメリットといえば、やはり世界に一つだけの自分オリジナルバットが製作できるということではないでしょうか。
「自分に合うバットが見つからない」「人と違うバットを持ちたい」「憧れの選手のようなバットが欲しい」など、バットをオーダーする理由は選手によってさまざまです。
既製品バットでは自分のフィーリングに合うものが見つからないことも多く、合わないバットを使い続けると調子が落ちてしまう場合もあります。
一方で、オーダーバットであればそうした一人ひとり違う要望にも応えることができます。自分の体格や目指すバッティングスタイル、使用する目的等に合わせたオリジナルバットの製作が可能です。
何より、自分好みのバットを手にすれば、野球に対するモチベーションがさらに上がり、ますます練習に打ち込めること間違いなしです!あなたも自分だけのバットを手にした時の“ワクワク感”を味わってみませんか?
各オーダー項目を選ぶ目安
バット本体の色・ロゴ・刻印などのデザインに関する部分は単純に自分の好みで選べばよいですが、素材やバットの形状、ヘッドカッドなどはバッティングに大きく影響するため、慎重に選びたいところです。また、試合で使えるかどうか、それぞれのリーグの規定にも注意する必要があります。
特に、初めてオーダーする場合は「何を目安に選べばいいのだろう?」と悩むことがあるかもしれません。そうした方のために、各項目を選ぶ際の目安を例として3つご紹介します。
1:打感で選ぶ
一つ目は“打感”で選ぶ方法です。素材によってバットにボールが当たったときのしなり方が違うので、打感も変わってきます。
例えば、ボールを乗せて打つような感覚のバットが欲しい場合は柔らかい打感のホワイトアッシュやアオダモ、弾き返すような打感が好みの選手は反発力が高いメイプルやバーチを選ぶとよいでしょう。
「バッティングの調子が上がらないので、今までと違った素材を試してみる」というのも、レベルアップのための打開策としてアリです。
2:グリップ形状で選ぶ
金属バットはグリップ形状に大きな違いはありませんが、木製バットについてはグリップ形状によって打感やバットコントロール性が大きく異なります。
例えば、プロ選手の中には、疲労が蓄積しているコンディションの場合は太目のグリップを選択するなど、使い分けている場合もあります。また、太いバットほど衝撃に強く折れにくくなりますが、ヘッドスピードは若干落ちます。
逆に握りが細い場合は、ヘッドが走りやすくなり、パワーヒッターでない場合に適している場合が多いです。
3:目的で選ぶ
練習用・試合用というように、バットを使い分けたいと考えている選手もいると思います。練習用バットの素材には、竹やラミーがおすすめです。
竹バットは芯が狭い・芯を外すと手がとてもしびれるという特徴から、バットの芯でボールを捉えるバッティング技術の向上に役立ちます。さらに耐久性にも優れているため、甲子園常連校などもトレーニングに竹バットを取り入れています。
また、試合でも木製バットを使う方や、耐久性を重視したいが打感は木製に近いほうが良い、手のしびれを軽減させたいという場合は、竹にメイプルを張り合わせたラミーバットを選ぶとよいでしょう。
試合も練習も同じバットを使いたい(木製バットしか使わない)という方には、打面の強いメイプルをおすすめします。
JBカスタムオーダーバット7つのステップ
ボールパークドットコムが考案した「JBカスタムオーダーバット」は、JB基本20モデルの中から自分の理想に近いモデルを1つ選び、そのモデルをベースに自分好みにアレンジしていくシステムです。
これからご紹介する7つのステップに沿って進んでいけば、初めての方でもスムーズにオーダーすることができます!「初めてで不安」と感じている方は必見です!
1. バットの素材を選ぶ
JBカスタムオーダーバットの注文は、「素材選び」から始まります。 北米産メイプル・バーチ・ホワイトアッシュの3つの中からお好みの素材を選択してください。
硬式用バット
● 北米産メイプル
メジャーリーグでも目下大人気のバット材です。メイプルの中でも特に硬いといわれる「北米産メイプル」を使用。弾くような打感が好みの選手におすすめです。打面が強く、耐久性にも優れています。
● バーチ
アメリカ・メジャーリーグの大谷翔平選手が使用したことで注目を集めているバット材です。バーチとは樺(かば)のこと。
反りなどの狂いが少ないヨーロッパ産の材を使用しています。打感は硬いですが、ほどよいしなりも感じることができます。ボールパークドットコムは、日本国内でバーチ材バットを製作している数少ない会社の1つです!
● ホワイトアッシュ
適度に硬く、しなりや粘りも持ち合わせています。ホワイトアッシュの綺麗な木目を生かした焼き加工は非常に人気です。
トレーニング用バット
● ラミー(竹+メイプル)
芯に竹材の合板、打撃面にメイプル材を張り合わせたバットです。打感や芯を捉えた時の飛距離はメイプルバットとほとんど変わりません。社会人野球の公式戦では、ラミーバットの使用が認められています(全日本バット工業会公示ブランドの商品に限る)。
● 竹
定期サイズの竹を張り合わせて角材を作り、その角材をバットの形状に削り出したバットです。丈夫で折れにくいため、トレーニングに最適です。
2. 好きなモデルを選ぶ
素材が決まったら、次はJB基本20モデルの中から自分の理想に近いモデルを選択します。オーダーページにそれぞれのモデルの特徴を記載していますので、じっくり読んで選びましょう。
JB基本20モデルについては、こちらのページでも紹介されていますので、ご参考ください。
3. 重さと長さを設定する
JB基本20モデルは、重さ870g・長さ84㎝を標準としています。自分に合う重さと長さに調整する場合は、それぞれ以下の範囲で変更できます。
硬式用バット
重さ:860~930g(10g単位) 長さ:82~86cm(0.5cm単位)
トレーニング用バット
重さ:860~1100g(10g単位) 長さ:82~86cm(0.5cm単位)
4. くり抜き加工の有無を選ぶ
基本モデルと同じヘッドカット、または「くり抜き」を選ぶことができます。 ※016・017・019モデルはくり抜きが標準になっております。
5. 本体カラーを選ぶ
本体カラーを「切替しなしの1色」にするのか、グリップから「30㎝部分」または「45㎝部分」で切り替えて2色を使うカラーリングにするのかを選べます。カラーはナチュラル・ブラウン・レッドブラウン・オレンジ・イエロー・ブラックの全6色です。
また、つや消し加工・焼き加工の有無も選択します。
※大学・社会人野球における着色バット(黒)については細かい規定があります。詳しくはJBカスタムオーダーバットのページに記載していますので、そちらをご覧ください。
【BFJマーク付き】硬式用JBカスタムオーダーバットのページはこちら>>
6. マークのデザイン・カラーを選ぶ
3種類のマークの中から好みのデザインをお選びください。BFJマークの有無も選択します。
※マーク1・2はボールパークドットコムの登録商標で、全日本バット工業会公示ブランドです。
※大学・社会人野球の公式戦で使用する場合はBFJマークが必要です。 マークのデザインを決めたら、どのカラーにするかを選びましょう。45cm部分で色を切り替える場合は、リングの有無も選択できます。
※リングのカラーはマークと同色になります。
7. グリップエンドに刻印する文字を決める
グリップエンドに名前などを刻印することができます。書体はゴシック体・明朝体・行書体の3つの中からお選びください。
まとめ
今回はオーダーバットのメリットやボールパークドットコムが考案したオーダーシステムをご紹介させていただきました。ボールパークドットコムでは普段使っているバットをトレースして同じ型のバットを作ることも可能です。
「 初めてのオーダーバットはハードルが高い」と感じている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。スタッフが丁寧にご説明させていただきます!