バッティングの際のグリップ力を高めたり、インパクト感覚を調整するためのバッティンググローブ(手袋)。フィット感に特に優れる天然皮革製のバッティンググローブを愛用している人も多いことでしょう。
しかしながら、「試合用に買った高い革手袋が汗を吸ってパリパリになってしまった…」という経験はありませんか?
革手袋は汗と非常に相性が悪く、汗が染みついたまま乾燥するとパリパリになってしまいます。特に、購入して日が浅い革手袋がダメになってしまうと、「買ったばかりなのに…」と残念に思う方も多いはず。
また水洗いができないと思っている人も多く、汚れや汗がこびりついてしまうことで、臭ーくなってしまうことも。
合成皮革に比べてお値段も高い天然皮革の手袋ですが、調子が良い手袋ならできるだけ長く使いたいですよね。
ボールパークドットコムの「PROTEIOS(プロティオス)」を使ってお手入れをすれば、天然皮革の手袋を長持ちさせることが可能です。PROTEIOSはグラブ用のトリートメント剤として販売していますが、実は革手袋のお手入れにも使用することができるんです!
そこで今回は、PROTEIOSを使った革手袋のお手入れ方法をご紹介させていただきます。とても簡単な方法ですので、革手袋を使用されている方はぜひこちらを読んで試してみてください!
著者情報
和牛JBグラブ、和牛JBバット、JB竹バット、各種トレーニングバット、グラブトリートメント等、各種野球用品を製造販売する野球用品メーカー、【ボールパークドットコム】です。
弊社では黒毛和牛の革が持つ優れた特性を活かしたグラブ「和牛JBシリーズ」を製造していますが、この特性を最大限発揮するために、メンテナンスについても長い年月をかけて研究・開発をおこなってきました。
グラブはもちろんのこと、メンテナンスに関してもお困りごとがございましたらぜひご相談ください。
PROTEIOSを使った革手袋のお手入れ方法
実際にお手入れを始める前には、以下のものを準備しましょう。
準備するもの
※汚れ具合に応じて革用の洗剤をぬるま湯に溶かして洗浄するのもおすすめです。
STEP1.「ぬるま湯で押し洗い」
まずは革手袋についた汚れ落としから。冷水ではなく、革に優しいぬるま湯を使用しましょう。風呂桶やバケツなどにぬるま湯をはり、手袋を手にはめた状態で洗浄します。
力を入れてゴシゴシするのではなく、染み込んだ汗や土汚れを吐き出させるように、両手をもみながら優しく洗いましょう。
表側だけでなく、手袋を裏返して内側も押し洗いすると、より効果的に汚れを落とすことができます。汚れが落とせたら水気を絞ります。
STEP2.「PROTEIOSをなじませる」
手袋にしみ込んだ水気をしっかり絞ったら、ここでPROTEIOSの登場です!グラブだけでなく革製品であれば何でも使えるPROTEIOS。量を気にせずたっぷりと吹きかけましょう。
PROTEIOSは革本来の油分と水分のバランスに近くなるようこだわって調合しており、革の内部までの浸透性が非常に高いです。そのためたっぷり塗っても重くならず、ベタつきません。
革手袋のパリパリが気になる方はとにかくたくさん吹きかけてください! PROTEIOSをたっぷりと吹きかけたら、手袋をはめた状態で両手をこすり合わせながら揉み込んで成分をなじませます。
「ムラなく成分を浸透させること」が手袋を復活させる最大のポイントです!
STEP3.「乾燥させる」
PROTEIOSをしっかり染みこませた手袋は、「風通しのよい日陰」で乾燥させます。このときのポイントは「手の型に整えること」。乾燥させる前に一度手にはめて手の形に整形することで、元通りに復活しやすくなります。
また、絶対にパリパリにしたくない!という方は、乾燥の途中で再度吹きかけるのもおすすめです。PROTEIOSには不要な湿気を揮発させる効果もあるため、吹きかけてなじませることで、革に必要な油分を守りながら水気を飛ばすことができます。
乾かしてもしっとり感が残るため、パリパリになることはありません。
また、Instagramではメンテナンス動画を配信しています。実際にお手入れしている様子を見てみたいという方はチェックしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?意外と簡単に革手袋をメンテナンスができることがお分かりいただけたのではないでしょうか?特に、公式戦シーズンが始まる前は、是非一度使用する道具の状態をチェックし、手入れするようにしましょう。
復習として、以下に手入れ方法のチュートリアルを記載します。
道具のコンディション次第で、パフォーマンスも変わってきます。これまで手入れをしたことが無かった人も、ぜひこの記事を見ながら挑戦してみてください!