バーチ材硬式木製バット「Gale（ゲイル）シリーズ」デビュー。その特徴とは？

アオダモ

しなりと弾力性に優れており、古くから日本のプロ野球選手の人気を集めてきました。アオダモは成長が遅く、バット材となるまでに70年以上の年月が必要と言われています。そのため資材として不足しており、アオダモを使用したバットの価格は高騰しています。

ホワイトアッシュ

アオダモよりしなりに乏しいですが、反発力があるので強くて速い打球を打つことが可能です。乾燥した地域で威力を発揮しやすく、多くのメジャーリーグ選手が使用しています。低価格というメリットがある一方で、打球面がはがれやすく、木の目に沿って割れてくるという耐久面のデメリットもあります。

メイプル

アオダモが不足していることもあり、近年は日本のプロ野球界でも人気です。非常に硬く、反発力や耐久性があります。硬くて弾くような打感が好みのバッターにおすすめです。 ※木製バットの素材についてはこちらでさらに詳しく解説しています。

また、近年は食事や体づくりの考え方も変わり、体の大きい選手が増えています。そのような選手の中にも軽いバットを使って鋭くて強いスイングを心がけるプレイヤーが増えており、SNSを中心にその打撃理論を紹介する姿も散見されます。

こうした「軽いバット」の需要が高まる流れの中、注目を集めているのが「バーチ材」です 。バーチ材は軽い重量設定においても反発力の強いバットを作ることが可能です。

とあるプロ野球選手は、800g台前半という驚異的な軽さのバーチ材バットを使用しているという話もあります。 軽いバットが欲しい方はぜひバーチ材のバットを試してみてください！

とは言ってもまだまだ日本では流通量が少ないため、探すのに苦労する方もいらっしゃるかもしれません。次の章ではボールパークドットコムが発売したバーチ材バット「Gale（ゲイル）」をご紹介させていただきます。

硬式木製バット「Gale」に使用しているのは、厳選された北米産イエローバーチです。プロ野球では柳田悠岐選手や吉田正尚選手もイエローバーチ材のバットを使用しています。 Galeは84cm/855g（平均）と、市販の硬式木製バットの中では極めて軽いバットです。

非常に振り抜きやすく、これまで以上に鋭いスイングを可能にします。しかし、振り抜きやすい軽さを追い求めるあまり、力負けしてしまうバットを作ってしまっては本末転倒です。

Galeは軽くてもヘッドの効いたスイングができ、インパクトの際に最大限の力をボールにぶつけられるよう、重量やバットバランスを設定しています。「スイングの力を速めて遠くに強い打球を飛ばしたい」という方には最適のバットと言えるでしょう！

Galeが重量855gと軽量化が実現できた理由は、バーチ材特有の特徴を活かしたことに加え、バットとしての「強さ」を科学的に証明できたからでもあります。

ボールパークドットコムでは製造するすべてのバットに対してMOI数値を計測しています。

※MOI数値＝物体の【質量】×【半径の二乗】

MOI数値とは「慣性モーメント」のことで、簡単にいうと「物体の回転しやすさ・しにくさ」を表す指標です。

この数値が低いほど回転しやすく、高いほど回転しにくいということになります。 Galeの製造においても、MOI数値が高いものだけを商品化しています。こうすることで軽くてもブレずに当たり負けしないバットの製造を実現することができたのです。

スレンダーなボディーとヘッドバランス。グリップエンドは若干小さめの直径51㎜です。グリップエンドから押し手の握り部分にかけて若干絞っています。握りやすさや振りぬきやすさが抜群です。

スレンダーなボディーとヘッドの切り落としカットが特徴。グリップエンドは若干厚めの26㎜で、直径は52㎜。バットコントロールも抜群。

メリハリの利いたボディーとヘッドバランスのため、振り抜きやすさやバットコントロールが抜群。グリップエンドは直径53㎜。

握りやすさを追求した手になじみやすいフレアグリップ。アベレージヒッター好みの手元重心設計で、抜群の振りやすさを実現。

スレンダーボディーのしなやかなバット。コックを保ちやすいグリップ形状のため、ヘッドの重みを感じながら打席に立ちたいバッター向き。

曲線美を感じる理想的なボディ。丸みがかったヘッドは振り抜きやすさへのこだわり。絶妙な厚みを施したグリップエンドは、グリップを支点とした柔らかいリストワークを可能にします。