今回の記事はプロ野球選手を目指す小中高生のプレイヤー、その親御様必見の内容です。特にバッティングにお悩みの方にとっては大きな成長を遂げるヒントになるかもしれません。
早速ですがこんなことを聞いたことはありませんか?
”超高校級のスラッガーだった○○選手はプロに入って木製バットに対応できず思うような打撃成績を残せなかった”
甲子園で大活躍し鳴り物入りでプロ野球選手になる超高校級スラッガーが毎年のように春のキャンプで野球解説者に木製バットへの対応を指摘されてしまいます。
なぜ甲子園であれだけの成績を残す選手がプロの世界で木製バットの対応に苦しむのか?高校を卒業したあと、木製バットの取り扱いに苦しみ野球界から姿を消した選手が後を絶ちません。
プロの世界でも長年いわれている通り、学生時代に身についた通称「金属バット打ち」と呼ばれるような打ち方は高校生までのレベルであれば結果を残すことが出来ても、それ以上の世界では苦労します。
近年国際野球大会で不調が続いている日本のナショナルチームの関係者の間でもやはり”ユース世代の木製バットへの順応”が一つの課題となっており、アマチュア球界では小学生や中高生といった世代のうちから木製バットの特徴を知り、木製バットの打ち方に慣れる為に普段の練習から木製バットを導入するといった動きも活発になってきました。
そこで昨今の中高生の間で注目されているのが木製のメイプルバットを使った練習です。特に北米産ハードメイプルを使用したバットは、金属バットに慣れた日本人に適していると言われています。当店ボールパークドットコムのメイプルバットは、厳選された北米産のハードメイプルを使用しており、クオリティの高さでは非常に高評価を頂いております。
長さも82cm~85cmとタイプに合わせた4サイズを取り揃えており、ヘッドバランス形状なども含めると合計44タイプと豊富なバリエーションがあり、その中から自分に合うバットを見つけることができるのが特徴です。
そこで今回は、成長期の中高生でも使える和牛JB硬式用メイプルバットをご紹介するとともに、「メイプルバットの特徴」や良いバットで最大限のパフォーマンスを発揮するための「自分に合うバッティングフォームの作り方」を解説いたします。
著者情報
和牛JBグラブ、和牛JBバット、JB竹バット、各種トレーニングバット、グラブトリートメント等、各種野球用品を製造販売する野球用品メーカー、【ボールパークドットコム】です。
弊社では大学・社会人野球の公式試合でも使用できるBFJマーク入りのバットも製造・販売しております。バット探しでお困りのことやご相談等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ハードメイプル材バットの特徴
特徴①:当たり負けしない強さと反発力
メイプルは日本でいう「楓(カエデ)」のことです。
日本で販売されているメイプルバットのほとんどは、北米産メイプルを使用しています。北米の極寒地域で育つメイプルの材質は、重硬で肌目が緻密です。北米産メイプルで作ったバットは非常に硬く、速球にも負けない強さと反発力があります。
メイプルバットはその硬さゆえ、インパクトの際には強い振動が響き、手が痛くなります。しかし、軽くて打面が強く、耐久性に優れているので、練習でも試合でも同じバットを使いたいという方にはおすすめです。
上記の特徴から、多くのメーカーがメイプル製バットを発売していますが、当店のメイプルバットは北米産のなかでもさらに原産地にこだわり、最高級のハードメイプルを使用しているため、"硬く、しなる"という特徴があり、その打感は多くの選手から好評をいただいています。
特徴②:どの面でも変わらない強度
バットには「柾目(まさめ)」と「板目」と呼ばれる面があります。直線的な木目の柾目に対し、板目はタケノコ形の山が重なったような木目が特徴です。
以前は柾目で打たない方が良いとされていましたが、メイプルバットに関してはどちらの面で打っても耐久性や飛距離に大きな差がないことが分かってきました。
メイプルやホワイトアッシュなどの広葉樹には、「道管」という養分や水分を調達するための管が張りめぐらされています。メイプルの道管は比較的小さく、全体にまんべんなく散らばっています。そのため、場所によって強度が変わることがないと言われているのです。
一方でホワイトアッシュは大きな道管が年輪に沿って環状に規則正しく並び、木目がはっきりしています。ホワイトアッシュのような「環孔材」と呼ばれる素材で作られたバットは、柾目で打った方が良いとされています。
自分に合ったバッティングフォームの作り方
上記で説明したようなバット材の個性や特徴を知り、日本の気候に合う木製バットを探すことは大事です。 ただし、「一流のツール」を手に入れたからといって、自分自身のバッティング技術も「一流」になれるわけではありません。
バット材の良し悪し以前に大切なことは、「自分のバッティングを知っているかどうか」です。自分がどういった体格なのか、力でバッティングをするのか、技術でバッティングをするのか。はたまたホームランを打ちたいのか、ヒットを量産したいのか。自分が「どのようなバッターなのか」、「どういったバッターになりたいのか」を知る必要があります。
しかし、「自分に合うバッティングフォームを作っていくにはどうしたらいいの?」というお悩みをお持ちの方もいると思いますので、ここからは、レベル問わず様々な選手がトライできるおすすめの練習方法をご紹介します。
1:自分に合う構え方を見つける方法
自分に合う構え方を見つける方法として、最もシンプルな「自分に合う構え方を見つける方法」をご紹介します。それは、「 3分間早いペースで素振りを続ける、もしくは100球ティーバッティングする」といういたってシンプルな方法です。
早いペースで素振りやティーバッティングを続けていると、当然疲れてきますよね。そうすると自然と肩のラインや体の近くにバットを持ってくる楽な構え方になってきます。
これが自分に合う構え方です。疲れているときに腕を伸ばしたり、肩を上げたりといった、体に負担をかけるフォームになることはありませんよね。 この構え方を基準に、もう少し勢いがほしい場合はバットの位置を後ろにずらすなど、微調整をおこなってみてください。
2:トップの作り方
まだ自分のバッティングを知らない選手はフォームが固まっておらず、トップの位置がバラバラになりがちです。理想的なトップを作るには「肩乗せ練習法」をおすすめします。
1. バットを肩に乗せたまま、前の肩をあごの方にひく
この動作をするだけでも胸がやや後方に向く体の角度と、前の肩が閉じている理想的な体の状態を作ることができます。この動作を繰り返し、理想的な状態を体に覚えさせます。
2. バットを肩に乗せた状態からスイングする
今度は1の状態からスイングをします。肩に乗せた状態から始めることで力まずにスイングできます。 この練習方法によって体を大きく動かせるようになり、回転動作を強めたり早めたりすることができるようになります。
それに加え、小さな回転半径でスピードを早めて大きな力を生み出す体の使い方までも身につけられます。理想的な体の状態から理想的な回転をするという感覚が身についてくると、トップの位置も自然に良くなっていくのです。
また、トップを作るタイミングは選手によって「最初の構えの時・溜めを作る時・ステップをする時」の3つに分かれます。野球を始めたての選手は、最初の段階である程度完成に近い状態を作っておくのがおすすめです。
そうすることで、過程を気にせずシンプルに次の動作へ移行することができます。
3:並進運動を取り入れる練習
打撃は主に並進運動と回転運動の2つの動きが重要です。
筋力が発達していない選手の場合は、並進運動を強化する練習方法を取り入れると、股関節をうまく使えるようになったり、スイング軌道が安定したりと、フォームを改善することができます。
続いては並進運動を強化する3つの練習方法をご紹介します。
ウォーキングドリル
1. 股関節の屈曲の姿勢(パワーポジション)を作る
2. あごが前肩に乗るような理想的な状態のトップを作る
3. 1と2の姿勢を保ったままバッティング位置まで歩いてスイングする
<ポイント>
気をつけドリル
1. ウォーキングドリルと同じように、パワーポジション・トップの姿勢を作る
2. 骨盤が前に進む動きを意識しながらティーバッティングする
<ポイント>
ワンレッグ
後ろ足1本から前足1本に重心を移動させて振る練習です。この練習は体が早く正面を向いてしまう選手にも有効です。
<ポイント>
身体が出来上がっていない選手には「JBトレーニング竹バット」がおススメ
中高生のうちに木製バットの特徴を知り、上記のような練習を通じて慣れることが将来に役立ちます。そのため、実践的な練習が出来る「メイプルバット」を上記で紹介させていただきましたが、竹バット使った練習もかなりおススメです。
竹バットとは、竹定期サイズの竹板を張り合わせて角材を作り、その角材をバット形状に削って作った合竹バットのことです。
竹バットの練習がおススメの理由として以下の3点が挙げられます。
1,正しいフォームが身に付く
ヘッドの重みも竹バットの特徴の一つです。ヘッドの重みを利用したスイングを繰り返すことで、バットスイングの正しいフォームを自然に身に付けることができます。
2,スイングスピードが速くなる
ヘッドが重い竹バットによるトレーニングは、スイングスピードの向上にも期待できます。さらに、スイングスピードが速くなることにより、飛距離アップにも繋がります。
3,体の成長に合わせたバットを選びやすい
少年野球においてよく目にするのが、バットが体に合っておらず、バット振るというよりバットに振られているような光景です。これでは自然なスイングができず、基本が身に付きにくくなってしまいます。
また、先述の通りバットが長すぎたり重すぎると、肘や、腰や膝の故障につながってしまう恐れもあります。
子供の身体的な成長時期や発達のスピードは様々で、ましてや個々の成長を予測することは大変難しいことです。
10歳前後の年齢で、「バランス能力」の基礎がつくられ、中学生の12歳~の年代で「筋力」が充実するのが一般的な成長の段階と言われています。
竹バットトレーニングは、身体の成長段階の小学生・中学生の時期に、個々の身体の成長に合わせた、長さ・重さのサイズの竹バットをバッティングトレーニングに取り入れ、力任せに打ったりするような、偏った悪い癖をつけさせず、将来のバッティング技術向上に役立つ「正しいフォーム」を身に付けることを目的としています。
実践的な木製バットの練習なら。和牛JB 硬式用メイプルバット 20モデル44タイプ
ボールパークドットコムは創業以来、研究と試作を重ねながら自社オリジナル木製バットの製造を続けてきました。社会人や大学の野球チームに使っていただきながら試行錯誤をした結果たどり着いたのが「和牛JB メイプルバット 20モデル44タイプ」です。
最大の特徴は、20種類のモデルに82~85cmの4サイズ展開という豊富なバリエーション。合計44タイプのバットの中から自分に合うバットを見つけることができます。
バッティングフォームの構築には、バットモデルの選択も重要です。長さ・重さ・グリップの形状・にぎりの太さ・バランス・ヘッドカットなど、それぞれのポイントをチェックし、自分のバッティングスタイルに合ったバットを選び抜きましょう。
今回はメイプルバットの特徴や自分に合うバッティングフォームの作り方の解説と、和牛JBメイプルバットのご紹介をさせていただきました。ボールパークドットコムでは、お客様にとって最高の1本が見つかるようバット探しのお手伝いもさせていただいております。
お困りのことがございましたらぜひお気軽にご相談ください!