野球グローブ(グラブ)がびしょびしょに濡れたらどうする?乾かし方とその後の手入れ

野球は雨の中でも試合や練習があるスポーツですので、グラブが雨に濡れる機会は必ず訪れます。特に、練習頻度が高いチームでは、梅雨の時期にグラブが濡れることはしょっちゅうあることでしょう。

しかしながら、グラブにとって雨は天敵です。濡れてしまった時に適切なメンテナンスをしてあげないと、すぐにダメになってしまいます。

お気に入りのグラブが台無しになってしまう前に、適切なメンテナンス方法を覚えておきましょう!今回の記事では、グラブがびしょびしょに濡れてしまった時の乾かし方やお手入れ方法をご紹介させていただきます。

著者情報

和牛JBグラブ、和牛JBバット、JB竹バット、各種トレーニングバット、グラブトリートメント等、各種野球用品を製造販売する野球用品メーカー、【ボールパークドットコム】です。

弊社ではグラブやバットの製造・販売に留まらず、メンテナンス用具の研究・開発にも取り組んでいます。メンテナンスに関してもご相談やお困りごとがございましたらぜひお気軽にお問合せください。

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グラブを乾かす時に絶対にやってはいけないこと

グラブが濡れてしまった時には乾燥させることがもちろん大切なのですが、早く乾かそうとするあまり、以下のような行動を取らないように注意してください。

やってしまいがちなNG例
  • 直射日光に当てる
  • ドライヤーで熱風を当てる
  • ストーブやヒーターの前に置く
  • グラブに熱を加えると変形したりひび割れしたりするおそれがあります。グラブの寿命を急激に縮める要因となりますので、絶対にやめましょう。

    グローブ(グラブ)が濡れた時の乾かし方とその後の手入れ方法

    では、具体的にどのような手入れ方法を取ればよいのでしょうか?必要なお手道具をお伝えした上で、乾かし方やお手入れ方法を解説していきます。

    用意するメンテナンス道具

    グラブが濡れた時のメンテナンスに必要な道具は以下の通りです。

  • よく絞った濡れタオル
  • 乾いたタオル 2枚(汚れ拭き取り用とオイル塗布用を分ける)
  • ブラシ
  • スポンジ
  • レザーローションもしくはレザークリーナー
  • グラブオイル
  • 1. 濡れタオルで汚れを拭き取る

    雨の日のグラウンドは土に雨が染みこみ泥になっています。ゴロを捕球したりダイビングしたりすると、どうしてもグラブに泥汚れがついてしまいますよね。

    大きな面の汚れはかたく絞った濡れタオルで拭くのがおすすめです。「雨で濡れたグラブをこれ以上濡らしてもいいの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この後にきちんと適切なお手入れをすれば問題ありません。

    汚れを取り終えたら30分ほど乾かします。乾かす時は型崩れを防ぐために必ず捕球面を下に向け、立てるように置いてください。

    表面が乾いたら、ブラシの毛先を使ってウェブ(親指と人さし指の間にある網の部分)や指先、レース(紐)などの細かい部分の汚れを取り除きましょう。

    ブラシや布巾で泥汚れを落とす

    2. ローションやクリーナーで汚れを落とす

    日頃のお手入れはグラブについた土や砂をブラシで落とす程度で良いのですが、雨の日の場合は泥などでひどく汚れてしまうため、レザーローションやレザークリーナーを使用して汚れをしっかり落とします。

    汚れが残った状態のままオイルを塗ると、本来湿気を吐き出してくれるはずの革の毛穴がふさがってしまいます。それがグラブが重くなったり臭くなってしまったりする原因にもなるので、泥で汚れた時や汚れが蓄積してきた時には必ずこの工程を行ってください。

    ローションやクリーナーをスポンジ(タオルでも可)に少量とり、グローブ全体に薄く伸ばすように塗布します。その後、浮いてきた汚れをタオルで拭き取ってください。

    また、お手入れの際に忘れられがちなのが平裏(手を入れる部分)です。平裏は外側からは見えにくいですが、汗をかきやすい部分なので意外と汚れています。メンテナンスをしないで放置するとかたくなったりひび割れしたりする可能性があるので、忘れずにお手入れしましょう。

    3. 自然乾燥させる

    汚れを落としたら、グラブを風通しの良い日陰で乾かします。

    雨の日に使用したグラブは水分を吸っているので特に重く、型崩れがしやすい状態です。前述したように、乾かす際は必ず捕球面を下にして立てるように置きましょう。

    学生の方など「忙しくてメンテナンスに時間をかけられない」という方は、扇風機の風やドライヤーの冷風(熱風はNGです!)を当てるか、指穴一本一本に新聞紙を丸めて入れ、水分を吸って濡れてきたらこまめに交換するといった方法を試してみてください。

    自然乾燥

    4. オイルで保革する

    グラブに染みこんだ水分は、乾燥する際にグラブの油分までも一緒に奪ってしまいます。濡れたグラブは乾燥後にグラブオイルを塗る方法が一般的ですが、一度パサついたりひび割れしたりした後にオイルを塗っても、元に戻すことは極めて困難です。

    そこで、完全に乾ききる一歩手前でオイルを塗ることをおすすめします。 きれいなタオルにオイルを少量とり、乾燥が気になる部分を中心に塗布します。細かいところは指で塗るのが効果的です。特に紐は乾燥すると切れやすくなるので、忘れずに塗りましょう。

    指先も擦れたり日光が当たったりして乾燥や色落ちがしやすい部分です。保革することでパサつきが抑えられ、色もある程度戻すことができます。オイルを塗り終えたら、タオルでなじませながら表面の余計な油分を拭き取り、再度乾燥させてください。

    PROTEIOS(プロティオス)を使ったメンテナンス方法のご紹介

    ここまでは雨の日にグラブが濡れてしまった時の一般的なお手入れ方法をお伝えしてきました。しかし、実はそれよりももっと簡単で革新的な方法があります。

    それはPROTEIOS(プロティオス)というグラブトリートメントを使った方法です。

    PROTEIOSを使ったメンテナンスなら、乾燥させる工程が一度で済むので時間の短縮になります。また、「オイルを塗りすぎて重くなってしまった」「メンテナンスしたら黒ずみや色ムラができた」と悩むこともありません。さらに、たくさんのメンテナンス道具も必要ないんです。

    これを知ってしまったらもう元のやり方には戻れないかもしれません!

    PROTEIOS(プロティオス)の特徴

    PROTEIOS(プロティオス)を使った雨の日のお手入れ方法

    まずは一般的な方法と同じようにかたく絞った濡れタオルやブラシで泥汚れを取り除きます。

    ここからがポイントです。グラブから水滴がこぼれ落ちるくらい大量にPROTEIOSを吹きかけます。そして革の内部まで浸透させるように手ですり込んでなじませてください。 PROTEIOSにはグラブに染み込んだ汗や土などの汚れを革の毛穴から除去する効果があるため、手でなじませた後に1〜2分放置します。

    最後はきれいなタオルで優しく拭きあげ、風通しのいい日陰で乾燥させます。これでお手入れは完了です。 PROTEIOSはグラブ革本来の油分と水分に最も近いバランスで配合されています。そのため、革の繊維質(内部)への浸透性が非常に高く、グラブの状態を内側から整えてくれます

    また、不要な水分を革の毛穴から揮発させる効果もあるので、革本来が持つグラブの油分を守りながら乾燥させることができます。

    PROTEIOS(プロティオス)をグラブ全体にたっぷり塗る

    PROTEIOS(プロティオス)のご購入方法について

    店頭でお買い求めの場合

    店頭でPROTEIOSを見てみたいという方は全国の取り扱い店舗までお問合せください。実際にお店に足を運んでいただくことで、PROTEIOSの使い方だけでなくグラブや野球道具のことなども教えてもらえると思いますのでおすすめです!

     

    オンラインでお買い求めの場合

    当店ホームページでのご購入も可能です。1万円以上の商品のお買い上げで全国一律送料無料になります。

    雨の日に濡れたグラブをPROTEIOSを使ってメンテナンスする方法はいかがでしたか?すでに濡れているグラブにさらに追い打ちをかけるようにPROTEIOSでびしょびしょにするという新しい方法に、驚かれた方もいらっしゃると思います。

    PROTEIOSは雨の日だけでなく普段のお手入れにもとっても役に立つ商品ですので、ぜひこの機会に1本お試しください!


    雨の日こそPROTEIOS(プロティオス)
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