スイングスピードを上げるトレーニングとは|最適なバットも紹介

スイングスピードを上げるには、重いバットではダメ

昔は、重いバットを振って練習すればスイングスピードが上がると言われていました。 しかし、現在では、スポーツ医学の進歩によりその考えは間違いであることが分かりました。

スイングスピードを上げるには、筋肉がそのスピードを覚える必要があります。筋肉に速いスピードを教え込ませるには、バットが軽いということが重要です。
しかし、軽ければ良いということではありません。そこには一定の長さも重要です。

本記事では、スイングスピードを上げるための練習方法や用意すべきバットなどについて詳しくご紹介します。

野球少年がバットを振ろうとしている写真

著者情報

和牛JBグラブ、和牛JBバット、JB竹バット、各種トレーニングバット、グラブトリートメント等、各種野球用品を製造販売する野球用品メーカー、【ボールパークドットコム】です。

弊社では、さまざまなサイズのバットを製造・販売しております。バット探しでお困りのことやご相談等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

ボールパークドットコム

スイングスピードとは

スイングスピードとは、バットのスイングの速さのことです。ヘッドスピード、スイングスピードなどともいわれます。バットがボールに当たる瞬間の速度が早ければ早いほど、打球の飛距離が伸び、ヒット率も上がります。

また、スイングスピードが速ければ、ピッチャーの投げた球のスピードに負けずに強く打球を飛ばせるようになります。

まずは自分のスイングスピードを知ることが大切

スイングスピードを上げるためには、まず自分の今のスイングスピードを知ることが大切です。少年野球の場合は、計測する機会が少ないため、小学生や中学生は自分のスイングスピードを知らないケースも少なくありません。

しかし、現在の自分のスイングスピードを知ることで、練習メニューや目標を立てられるようになります。野球ショップに行けば、スイングスピードを測る機械があるところが多いので、そちらで測定することをおすすめします。

平均のスイングスピードは、次の通りです。

小学校高学年:約時速90km
高校生:約時速120km
大学生:約時速130km
社会人:約時速135km
プロ野球:約時速140km

※上記の数値はあくまでも一般的な目安であり、個人の体格やトレーニングの内容や状況、バットの種類などによって異なります。

野球のバットを振っている少年の写真

スイングスピードを上げるメリット

スイングスピードを上げることで、次のようなメリットが生まれます。

ボールを見る時間が長くなる

スイングスピードが上がると、ボールを長く見ていられるようになります。たとえば、130キロのストレートの打球を打つ場合、スイングスピードが100キロだと早く振り始めないと打てません。

スイングスピードが遅いと、早めにスイングを始める必要があるためスイングがブレたり、ミスが出る可能性が高まります。

スイングスピードが150キロあれば、ギリギリまでボールを引きつけても打つことができます。つまり、ボールを見る時間が長くなると、ストレートだけではなく速球や変化球などのさまざまなボールにも対応できます。

スイングスピードが早いということは、振り出しを遅らせることができるため、バッターがボールを見極めるゆとりができ、より正確にスイングできるということです。

野球バットとボールの写真

ヒットする確率が高くなる

スイングスピードが上がれば、ボールを長く見ることができるようになり、さまざまな種類のボールに対応することができ、ヒットする率が上がります。

打球速度が上がるため、強く早いボールを打つことができます。守備の強襲率も上がるので、結果としてヒットにつながりやすくなるのです。

飛距離が伸びる

スイングスピードが上がると、ボールを芯で捉えたときの飛距離が伸びます。

たとえば、単打の当たりが長打になる、フライアウトだった打球がスタンドインしてホームランになるなど、打球速度が上がることで飛距離のアップにつながります。

野球バットを振り抜く少年の写真

スイングスピードを上げるポイント

スイングスピードを上げるポイントは、以下になります。

・軽めのバットを使う
・必要な筋肉をつける
・バランスの良いフォームを習得する
・ヘッドスピードを上げる

ここから詳しく解説します。

軽めのバットを使う

スイングスピードを上げるためには、バットにバッターのパワーを最大限に伝えることが重要です。そのため、自分に合うバットを選びましょう。ポイントは、通常よりも少し軽めのバットを選ぶことです。

通常のバットの重さよりも10%~20%軽めのバットで素振りをすることで、理想的なスイングを練習できます。バッターのパワーに対して少し軽い重さのバットなら、バットの重さを感じながら体全体を使った理想的なスイングを維持しつつ、スイングスピードを上げる素振りが可能です。

また、適度な軽さのバットで素振りをすることで、体だけではなく脳がその速いスイングスピードを覚え込むため、普段のバットのスイングも早くなります。

バットが重すぎるとスイングがぎこちなくなり、軽すぎると上体だけのスイングになりがちです。身体全体を使ってバットが振れるくらいの少し軽めの重さのバットが最適です。

野球バットをスイングしている少年の写真

必要な筋肉をつける

スイングスピードを上げるために必要な筋肉をつけましょう。ただし、上腕二頭筋や大胸筋などの上半身ばかり鍛えても全体のバランスが悪くなってしまい、スイングスピードは上がりません。

土台となる下半身の筋肉や、上半身と下半身をつなぐ腹筋や背筋も鍛えるようにしましょう。特に腹筋、背筋、脚の筋力を鍛えることで関節の可動性も広がります。筋肉強化のトレーニングと柔軟性向上のためのストレッチも取り入れましょう。

走る野球少年の写真

バランスの良いフォームを習得する

バランスの良いフォームを身につけることで、スイングスピードを上げられます。スイングスピードを上げることばかりに意識が向くと、上半身に力が入りやすくなり、手打ちになりがちです。

肩の力を抜いて、上半身だけではなく下半身や体幹、全身を連動させて振り抜くことで鋭いスイングができるようになります。バランスの良いフォームを覚えこむために、繰り返し素振りをして理想のフォームを身につけましょう。

ヘッドスピードを上げる

ヘッドスピードを上げることは、スイングスピードの向上に非常に重要です。打球を捉えたときのバットのしなりを上手く利用することでヘッドスピードを向上させれば、腕の力だけに頼るスイングよりも効率的に打球のスピードを上げられます。腕の力だけでなく全身の力を上手く活用しましょう。

野球バットを振る少年の写真

スイングスピードを上げるための練習方法

スイングスピードを上げるための具体的な練習方法を紹介します。

筋トレ

スイングスピードを上げるための筋力をつけるため、筋トレを行いましょう。上半身だけではなく、全身の筋肉を鍛えることが大切です。

スイングの土台となる下半身を鍛えるときに有効なのはスクワットです。大腿四頭筋や股関節周りの筋肉を鍛えられます。

大胸筋を鍛えるならベンチプレスがおすすめです。ただし、大胸筋をつけすぎてしまうと可動域が狭くなってしまう可能性があるため、適度な回数に押さえてください。

上腕二頭筋や大胸筋、上腕三頭筋、腹筋など、スイングスピードを上げるために必要な筋肉を一度に鍛えられる腕立て伏せも取り入れるとよいでしょう。また、スイングの回旋する力は、腹筋・背筋から生まれます。これらの筋肉を強化することも大切です。

筋トレしている男性の写真

素振り

スイングスピードを上げる正しいフォームを脳と体に覚え込ませるために素振りを行いましょう。ポイントは、普段使うバットのほかに軽いバットと重いバットの3本を使うことです。

軽いバットを使った素振りは、スイングが速くなったときの感覚を掴めます。重いバットは、全身でバットを振るスイングを身に付けることができます。

まず、重いバットを使って30回素振りを行いましょう。体幹や軸を意識しながら、体全体でスイングします。手が下がらないよう高めを意識するとよいでしょう。フォロースルーは最後まで大きくし、ホームランを狙うスイングで行ってください。

重いバットで素振りをすることで、身体全身を使ってバットを振ろうとするため、体の使い方を習得できスイングに必要な筋力を鍛えられます。

重いバットの次に、軽いバットで30回素振りをしましょう。いつもより速く振れるため、速い旋回運動や瞬発力を鍛えられます。重いバットと同様に全力でスイングしてみましょう。股関節を意識して素振りをしてみてください。

最後にいつも使うバットで30回素振りをします。試合を意識し、いつもよりも大きく強くスイングしてみましょう。速く回転させてスイングスピードを上げるイメージを強く持って行ってください。

素振りをする野球少年の写真

スイングスピードを上げるなら90cmのトレーニングバットが最適

トレーニングバット

スイングスピードを上げる練習に最適なバットをご紹介します。このトレーニングバットは、スイングスピードをアップさせたい方に必須のバットです。

90cmトレーニングバットは、重さの違いで5種類が製造されています。スイングスピードを上げることが目標である場合、軽量タイプを選ぶことになりますが、選手の体格やスキル次第でその基準は変わります。

ぜひ以下の商品説明を参考に、自分に合う重さを選んでください。

【90cm/550gタイプ】

<商品説明>
小学生・中学生にでも振れる90cmサイズの長尺スイングスピード強化バット。

高校生・大学生・社会人であれば、体のキレ、筋力のスピードアップを目的としたトレーニン用スイングバットとして最適です。

90cm/550gは、スイングバット専用としての王道サイズ! スイングスピードをアップさせたい方におすすめする必須アイテム。

90cm_550g

【90cm/650gタイプ】

<商品説明>
小学生・中学生にでも振れる90cmサイズの長尺スイングスピード強化バット。

軟式ボールであれば、トスバッティング、ティーバッティング、軽いフリーバッティング実打も可能です。

高校生・大学生・社会人(=硬式ボール使用)であれば、体のキレ、筋力のスピードアップを目的とした素振り、ティーバッティングまでは可能ですので、トレーニン用スイングバット+トレーニングティー用バットとしても使用できます。

90cm/650gは、硬式用ティーバッティングバットとしては、最軽量サイズ ! ティーバッティングでスイングスピードをアップさせたい方におすすめする必須アイテム。

90cm_650g

【90cm/750gタイプ】

<商品説明>
小学生・中学生にでも振れる、フリーバッティング実打可能な(ただし軟式ボールの場合)90cmサイズの長尺バット。

硬式ボールの場合は、トスバッティング、ティーバッティングでは使用できますが、フリーバッティングでは使用しないでください。高校生・大学生・社会人であれば、体のキレ、筋力のスピードアップを目的とした実打用トレーニン用スイングバットとして最適です。

90cm/750gは、硬式ボールの場合、トスバッティング、ティーバッティングは使用できますが、フリーバッティングでは使用しないでください。 軟式ボールの場合は、トスバッティング、ティーバッティング、フリーバッティングで使用できます。

実打も可能な90cmバット。 実打をしながら、スイングスピードやバットコントロール能力をアップさせたい方におすすめする必須アイテム。

90cm_750g

【90cm/850gタイプ】

<商品説明>
小学生・中学生にでも振れる実打可能90cm長尺バット 高校生・大学生、社会人以上でも、実打可能です。(硬式ボールも実打可能です。)

90cm/850gサイズのユーティリティートレーニングバット。 市場では、長尺であれば1000g前後の重いバットが主流でしたが、長尺90cmの実打可能範囲の最軽量バットです。

硬式ボール、軟式ボールともに、トスバッティング、ティーバッティング、フリーバッティングで使用できます。

90cm_850g

【90cm/950gタイプ】

<商品説明>
高校生・大学生・社会人向け、実打用90cmトレーニングバット。 体力アップ、身体を使ったバットコントロールのトレーニングに最適です。90cm/950gは、市場ではあまり無いサイズです。

硬式野球で、トスバッティング、ティーバッティング、フリーバッティングのすべてのトレーニングに使用できいます。 90cmサイズの950gのサイズで、是非フリーバッティングして、遠心力を感じながら強い打球を打つトレーニングでご活用ください。

いかがでしたか?850g以上になると、スイングスピードを上げるという目的からは外れていると思いますが、選手によっては「軽い」と感じることもあるようです。950gはパワーを身に付けるためのバットと言えるでしょう。

90cm_950g

まとめ

今回は、スイングスピードを上げるためのトレーニングと最適バットについて紹介してきました。

ボールパークドットコムで販売している90cmのトレーニングバットであれば、種類も豊富なので最適なものが選べるでしょう。硬式ボールと軟式ボールで適している練習が異なるので、右の図を参考にバットの重さを選んでみてください。

サイズ選びなどでもしお困りのことがあれば、【お問い合せフォーム】からお気軽にご相談ください。





素振り・バッティングに適しているかを表した図
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