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和牛JBグラブ、和牛JBバット、JB竹バット、各種トレーニングバット、グラブトリートメント等、各種野球用品を製造販売する野球用品メーカー、【ボールパークドットコム】です。
弊社では、さまざまなサイズのバットを製造・販売しております。バット探しでお困りのことやご相談等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ボールパークドットコムの木製バットを【用途別】にご紹介!
ボールパークドットコムは創業以来、オリジナル木製バット製造にこだわり、研究を重ねてきました。 併せて、少年期に必要な竹バットトレーニングを推進するために「少年用竹バット推進プロジェクト」を立ち上げ、竹バットトレーニングの導入に力を注いできました。
そんなボールパークドットコムの木製バットの今回は【用途別】について解説します。別途【素材別】【オーダーバット】についてもご紹介しておりますので、合わせてご覧ください。
トレーニング竹バット
ボールパークドットコムの代名詞となっている「トレーニング竹バット」。
バッティングの基本は、バットの芯にボールを当てること。 その練習に最適なのが「竹バット」でのバッティング練習と言われています。
このウェブマガジンでも何度かご紹介させて頂きましたが、甲子園常連校では必ずと言っていいほど"竹バット"のトレーニングが浸透しています。
竹バットトレーニングを始めるのは出来るだけ早い方が良いとされており、ボールパークでは、お子さんでも竹バットでトレーニングができるようにと、体格やスキルに合わせて15サイズの竹バットを用意。多くの野球少年に愛用されています。
トレーニングバット
バッティング技術向上において、特に強化したい部分に焦点を当てたのがトレーニングバットです。一言でトレーニングバットといっても、細かく特徴が異なるバットがありますので、それぞれの特徴をご紹介します。
極太グリップ竹バット
こねて打つ癖のあるバッターにおすすめの極太グリップ竹バット。スイング矯正のトレーニングに最適です。
手の平と指先でしっかりと握るため、バットコントロールがしやすい設計となっています。また、押し手に伝わる反動を、手の平全体で感じることができるので、体感的に、押し手の感覚をつかむトレーニングに適しています。
サイズとしては、82cm(平均930g)です。
短尺竹バット
片手打ちトレーニングに最適な短尺竹バット。理想的な上半身の動きを身に付けることが可能です。
また、ここで言う短尺竹バットは、ボールパークドットコムで販売している竹バットシリーズの中だと、サイズ67cm〜78cmまでの竹バットを指します。
サイズとしては、67cm(平均450g)、70cm(平均500g)、73cm(平均550g)、76cm(平均600g)、78cm(平均650g)の5つから選択できます。
長尺竹バット
長さはなんと100cmもある長尺竹バット。なかなか他では見られない長さのトレーニング用竹バットです。
理想的なフォームを身につけるトレーニングに効果があり、高校生や大学生、一般向け、実打可能トレーニングです。
サイズとしては、100cm(平均550g)、100cm(平均950g)、100cm(平均1000g)の3つから選択できます。
重量竹バット
1100g、1200gの重さを実現した重量竹バット。体全体のパワーや体力をつけるトレーニングに最適なトレーニング竹バットです。
下半身、上半身、各部位のパワーアップを目的とした素振りやティーバッティング、フリーバッティングでの打ち込みがおすすめです!
サイズとしては、84cm(平均1100g)、85cm(平均1200g)の2つから選択できます。
90cmトレーニング竹バット
ボールパークのイチ押しトレーニングバット。体にスピード感覚を覚えこませるためのトレーニングバットで、プロも大絶賛するアイテムです。
バットの重量が軽いため、スイングスピードが早くなります。(最速のスイングを筋肉が覚えることで、スイングスピードを向上させる効果は、スポーツ医学でも証明されています。)
バットの直径が細いので、バンドの練習としても使用できます。
サイズとしては、長さは全て90cmで、重さが平均550g、平均650g、平均750g、平均850g、平均950gの5つから選択できます。
ノックバット
ボールパークドットコム製のノックバットはいつでも大人気商品です。 使い勝手の良さでリピーターが多い商品となっています。グリップは、フレアタイプとリアルグリップの2種類から選べます。
サイズとしては、80cm(平均510g)、85cm(平均520g)、90cm(平均530g)、95cm(平均540g)の4つから選択できます。
バットのグリップには3つの種類があることを知っておこう
バットのグリップは、大きく「細いグリップ」「中型のグリップ」「タイカップ(太いグリップ)」の3種類に分けられます。
市販されているバットのグリップは細いグリップと中型のグリップが主流であり、タイカップは特殊なパターンとして扱われます。
一般的に、細いグリップや中型グリップが広く使われている中で、タイカップを選ぶ選手はグリップの形状に対して強いこだわりを持っています。
細いグリップ|パワーヒッター向け
細いグリップは、パワーヒッターに適した形状です。ホームランバッターの多くが使用しており、その理由は遠心力を活かしやすい点にあります。細いグリップを握ることで、バットの芯(重心)から遠い位置でスイングでき、ミート時に遠心力が加わるため、打球をより遠くへ飛ばすことが可能です。
さらに遠心力を強化するために、グリップに小指をかけて握る選手もいます。この方法を採用した松井秀喜選手は、シーズン55本塁打を記録するなど、その効果を発揮しました。
ただし、遠心力が増す分、バットコントロールが難しくなるため、リストの強化が重要です。
中型のグリップ|万能型で幅広い選手におすすめ
中型グリップは、バットコントロールと強い打球を両立できる万能型として多くの選手に選ばれています。振り抜きの良さを活かして遠心力を活用できる一方、速球への対応や確実にミートしたい場面でも安定したバットコントロールを発揮します。
このグリップの特徴は、握り方を調整することで幅広い状況に対応できる点です。強い打球を狙うときは深く握り、バットコントロールを優先したい場面では短く持つことで適応可能です。たとえば、2ストライクまでは深く握り、追い込まれた後に指1本分短く持つ選手もいます。
フレアグリップ(タイカップ型)|バットコントロール特化型グリップ
フレアグリップ(タイカップ型は、最も太いグリップ形状を持ち、確実なバットコントロールを求める選手におすすめです。太い形状により、自然とバットを短く持つ状態を作り出し、ミート力を高めます。この特性から、「力強い打球が打てない」「バットに当てるのが難しい」という選手に適しています。
また、速球や重い球にも力負けしにくいため、パワー不足の選手にも最適です。三振しにくい特性から、投手にとって嫌な打者にもなり得ます。実際にタイカップを使用した選手が打率を向上させた例もあり、その効果が証明されています。
さらに、近年ではフレアゴムを使用した後付けのタイカップグリップが開発され、握りやすさを重視しつつ飛距離もカバーできるようになりました。公式戦での使用も可能ですが、大会ごとにルールが異なるため、事前に確認が必要です。
フレアグリップのメリット
フレアグリップは、手にフィットしやすく握りやすいため、バットコントロールが向上しスイングの安定性が増します。従来のストレートタイプに比べ、薬指を軸に力を伝えやすい構造になっています。
人間の手のパワーラインは薬指にありますが、ストレートタイプでは小指に力が入りやすく、薬指を軸にする握り方が難しくなります。一方、フレアグリップは薬指と小指の位置が揃い、小指を外側に逃がす設計のため、薬指を中心にしっかり握れるようになります。この握り方により、手首に余裕が生まれ、バットヘッドをスムーズに走らせることが可能です。
おすすめの握り方は、小指と薬指、または小指・薬指・中指の3本で握る方法です。この握り方では人差し指と親指を脱力できるため、余計な力を抑えられます。
フレアグリップのデメリット
フレアグリップは全ての人に有効というわけではないため、人によっては合わないと感じることがあるでしょう。特に、長期間ストレート型のバットを使い込んで来た人は、フレアグリップに使いにくさを感じるケースが多いようです。
また、知らないうちに規約違反になる可能性がある点もデメリットです。団体やリーグによっては、バットに後付けの加工や改造をすることを禁止しており、フレアグリップ用のゴムなどが禁止事項に触れる可能性があります。
自分のバットをフレアグリップにする3つの方法
自分のバットをフレアグリップにしたいと思ったら、フレアグリップ用のパットやグリップテープ、GRIP-N-RIPなどを使う方法があります。ここでは、自分のバットをフレアグリップにする3つの方法について、それぞれ詳しく解説していきます。
フレアグリップ用のバットを使う
自分のバットをフレアグリップにする方法の一つに、別売りのフレアグリップ用バットを使う方法があります。
フレアグリップ用バットは、グリップテープの下に挟むだけなので、誰でも簡単に取り付けられます。ただし、バットの形状はメーカーごとに異なるので、選ぶ際には注意が必要です。
さまざまなグリップエンドがあり、それぞれ握り心地が大きく異なるため、自分に合ったバットを選びましょう。
グリップテープを巻き付ける
自分のバットをフレアグリップにする方法として、グリップテープをグリップエンド付近に二重に巻き厚みを出す方法があります。少し技術がいる方法ですが、自分の好きな形状を作れるメリットがあります。
ただし、均一に巻かないとグリップがアンバランスになる可能性がある点には注意が必要です。グリップテープを二重に巻くことで、テーパー部がやや短くなる場合があります。
ただし、フレアグリップを使用する時点で短く握るスタイルを選んでいない選手がほとんどのため、テーパー部の短さは大きな問題にはなりません。
GRIP-N-RIPを付ける
自分のバットをフレアグリップにする際、後付けできるフレアグリップ「GRIP-N-RIP」を使う方法があります。
GRIP-N-RIPは、シリコン製でグリップに簡単に取り付けられるので、グリップテープを巻きなおす手間を省けます。また、カラフルなマーブル柄なので、デザイン性の高さを求める方にもおすすめです。
まとめ
試合で最大限のパフォーマンスを発揮するためには、まずは自分のサイズや特徴に合ったバットを選ぶことが重要です。
今回ご紹介した様々なバットの特徴を理解し、しっかりと自分に最適なバットを選んでみてください。また、バットのグリップの話も知っていて損はありませんので、ぜひ知識として覚えておいてください。