少年野球のバット選びは長さが大切|おすすめの少年竹バットもご紹介

少年野球で使うバットは、身長に合わせて適切な長さのものを選ぶことが大切です。バットの長さが合っていないと、振り抜きやコントロールがうまくいかないだけではなく、飛距離にも影響を及ぼします。

今回は、少年野球のバットの長さと選び方について詳しく解説します。また、練習用に最適な竹バットを長さ別に紹介するのでぜひ参考にしてください。

著者情報

和牛JBグラブ、和牛JBバット、JB竹バット、各種トレーニングバット、グラブトリートメント等、各種野球用品を製造販売する野球用品メーカー、【ボールパークドットコム】です。

弊社では、さまざまなサイズのバットを製造・販売しております。バット探しでお困りのことやご相談等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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バット選びは長さと重さが重要

バットを選ぶときには、体に合った長さと重さのものを選ぶことが大切です。特に少年野球の場合、小学生から中学生の子どもは体に対する筋力が追いついていない状態が多いといわれています。

そのため、骨格や筋力が十分に成長していない子どもが、重すぎるバットを使い続けると膝や腰、肘に負担がかかり故障することも考えられます。

成長期の子どもが、適切な練習をしパフォーマンスを向上させるためには、体に合ったバット選びが欠かせません。体に合うバットとは、自然にスイングができるバットのことです。

体に負担のかからない状態で、バットの芯でボールを捉えるトレーニングをすることによって、バッティング技術の向上も期待できます。バットを選ぶときには、自分の体に合う長さと重さのものを選びましょう。

バットの写真

バット選びの5つのポイント

少年野球のバットを選ぶときには、長さや重さも含めて5つのポイントを抑えるとよいでしょう。

長さ

体に合ったバットの長さを選ぶというのは、もっとも重要なポイントです。バットは長すぎても短すぎてもよくありません。一般的に少年野球用のバットの長さは、68~80cm台まで揃っています。

背が低ければ短いバット、背が高ければ長いバットになります。また、バットを振る力が弱い子どもは軽いバット、バットを振る力が強い子どもには少し重いバットを選んでもよいでしょう。

低学年の子どもやバットを振ったことがまだない初心者の場合は、身長に合った長さのものの中から一番軽いバットを選びましょう。

具体的なバットの長さの測り方ですが、バットを地面に立てて腰骨のあたりまで高さがあるか確認してみてください。また、胸から指先とバットの長さが同じ、もしくは腕の長さ×1.3を目安にするのもOKです。

この3つはだいたい同じくらいの長さになるため、この3点を参考にして中間ぐらいの長さを選ぶとよいでしょう。

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重さ

バットの長さが決まったら、重さも確認していきます。小学生の場合は、少し重めのバットが適しています。

バットの重さは、初心者や筋力が弱い人は軽め、高学年や筋力がある場合は重めが目安です。重いバットのほうが飛びますが、体に対してバットが重すぎるとバットに振られてしまいます。また、筋力に対して軽すぎるバットでは、飛距離が出ません。本人が振りやすいもので重めのバットを選ぶとよいでしょう。バットの長さと重さの目安は以下になります。

身長

110~120cm

120~135cm

135~145cm

145~155cm

155~160cm

バットの長さ

110~120cm

70~74cm

75~76cm

78~79cm

80~81cm

バットの重さ

350g~450g

380g~480g

400g~550g

500g~600g

600g~650g

参考学年

1~2年生

2~3年生

3~4年生

4~5年生

6年生

少年野球のバットは、長さはだいたい2cm刻み、重さはだいたい10g刻みで作られています。実際にショップに行って、素振りや試打ちができるようであれば試してみるのがおすすめです。

バットの重さは身長で選ぶよりも、筋力に合わせることを優先しましょう。中学でも野球を続ける予定であれば、高学年なら600g以上のバットを使って重さに慣れていくとよいでしょう。

バランス

少年野球のバットを選ぶときは、重心位置のバランスも確認しましょう。バットのバランスは、コントロール性や打球の飛距離に大きく関係します。

一般的に身長よりも体格や経験に合わせてバットのバランスを選びますが、バットのバランス別に、どのような子どもに向いているかも合わせて紹介します。

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トップバランス

トップバランスのバットとは、バットのヘッド(先端)側に重心があるもので、遠心力を生かして飛距離を伸ばすことができる点が特徴です。重さを感じやすいためバットコントロールが難しく、初心者よりもパワーとテクニックのある選手に適しているバットです。

トップバランスは飛距離を伸ばしたいときに使えますが、振るときに重さを感じるため、背の低い子どもや力の足りない子どもではコントロールしにくくなってしまいます。トップバランスのバットを選ぶときは、持っているときよりも振るときの重さを重視した方がいいので、試し振りをしてから購入しましょう。

ミドルバランス

バットの中心に重心があるバットがミドルバランスです。スタンダードなバットで、ボールの飛距離やバットコントロール、振り抜きやすさなど全体のバランスが良いため、初心者から上級者まで幅広い子どもに使いやすいタイプといえます。

トップバランスと比較すると、打球の飛距離はそれほど出ませんが、振りやすくコントロールもしやすいため、小柄な子どもや初心者の場合はミドルバランスを選ぶとよいでしょう。ミドルバランスは、ポピュラーなタイプであるため種類も充実しています。子どもに合った長さや重さのものを見つけやすいでしょう。

カウンターバランス

バットのグリップ側に重心があるのが、カウンターバランスのバットです。軽くて扱いやすいため、初心者やパワーのない人、ヒットを量産して高い打率を維持するアベレージヒッターなどに向いています。

ただし、種類が少なく長打ちが出にくい点がデメリットです。カウンターバランスは、重心がバットのグリップ近くにあるため、比較的軽く感じやすく少ない力で振り抜いたり、コントロール性を高められたりする点がメリットといえます。

打球の飛距離よりも、コントロール性を高める練習に適しています。カウンターバランスは、少ない力でも振り抜きやすいため、小柄な子どもや確実性と出塁率を上げたい短距離バッターでも扱いやすいでしょう。

素材

野球のバットの素材は、さまざまなものが用いられます。主に木製・金属・カーボンなどがありますが、それ以外にも竹やコンポジット製のバットも作られています。

素材によってもバットの重さや扱いやすさが異なるため、子どもの体やプレースタイルに合わせて選びましょう。

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竹製バット

竹製バットは、竹を薄くスライスし重ね合わせて作られたバットです。木製バットよりも耐久性があり、練習用によく使われます。

木製よりも打球感がしっかりあってしなりも感じやすいため、ボールの芯が捉えられているか判断しやすく、バットのしなりを使って打つ練習にも適しています。ただし、金属製と比較すると重心がヘッド近くにあるため、スイングスピードが遅くなりやすい特徴があります。また、ボールの芯をしっかり捉えられないと飛距離が伸びません。

大会によっては竹製バットの使用が認められない場合もあるため、試合に使いたいなら事前に確認が必要です。

木製バット

木製バットは柔軟性があり、しなりと独特な打球感が特徴です。バットにボールが当たったときの振動や打球感がほかの素材より優れているため、ボールの芯を捉えて飛ばす練習に向いています。

ただし、木製バットは筋力の弱い子どもが使うとケガにつながりやすいので注意が必要です。野球の経験があってパワーがある子どもなら木製バットがよいでしょう。また、金属やカーボン製に比べると耐久性には劣ります。破損するリスクも高くなるので、定期的なメンテナンスが必要です。

金属製バット

金属製は木製バットに比べると振り抜きしやすく、飛距離が伸びやすい点が特徴です。また、安価なものが多いため、子どもの成長に合わせて買い換えやすいバットともいえるでしょう。

少年野球用の金属製バットには、アルミ製と超々ジュラルミン製の2種類があります。アルミ製は、アルミ合金を素材としていて、軽くて振り抜きしやすく安価な点がメリットです。5,000円以下で購入できるものもあるため、試合用と練習用と使い分けてもよいでしょう。

超々ジュラルミン製はアルミ製よりも硬さがあり、パワーが出やすく耐久性が高い点がメリットです。パワーが出せると飛距離も伸びやすくなります。

カーボン製バット

カーボン製バットは、金属製よりも軽く、振り抜きしやすくなっています。そのため、スイングスピードが出やすい、飛距離が伸びやすいなどのメリットがあります。また、軽くて柔らかいため、しなりを感じながら球を飛ばせる点もメリットといえるでしょう。

金属製よりも価格は高めですが、耐久性に優れています。1本8,000円〜20,000円ほどで購入できるので、使用頻度が高くても長持ちするでしょう。コントロール性を高めたい場合は、金属製よりもカーボン製の方が適しています。

コンポジットバット

コンポジットバットとは混合バットとも呼ばれるもので、木製・金属製・カーボン製の良い点を兼ね備えたバットです。芯にはウレタンなどの柔らかい素材を使用しているため、バットの芯に球が当たると、ほかの素材よりも反発力があって飛距離が伸びやすいのが特徴です。

打球感や振り抜きが良く、パワーが出しやすい点もメリットの1つです。ただし、コストの面では、比較的高価になっています。また、大会によってはコンポジットバットの使用が認められていない場合があります。

グリップ

グリップの太さや形は、それぞれのメーカーごとに異なるため、実際に握ってみた感覚をもとに選ぶとよいでしょう。

一般的に、グリップエンドが小さく細いグリップのものは、遠心力を使えるためパワーヒッター向け、グリップエンドが大きくグリップが太いものはコントロールしやすいためアベレージヒッター向けとされています。

グリップは購入してからテープを巻いて太さを調整することも可能です。迷ったら太すぎないものを選んでおくのがよいでしょう。

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おすすめの竹バット|全部で15タイプ!

ボールパークドットコムが実際に製造販売している「リアルグリップトレーニング竹バット」は、15タイプの中から選ぶことが可能です。小学生・中学生サイズの細分化により、これまで以上に体格差や運動能力に合わせて選べます。

グリップの部分には特殊樹脂加工を施しており、抜群のグリップ力を実現しているため、滑りにくく安定した打撃を可能にします。

金属バットのような細身のグリップ(リアルグリップ)を採用しているため、ヘッドの抜けや返しがスムーズです。また、金属バットに持ち替えてみ違和感が少ないのも特徴です。

 

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身体に合った竹バットのサイズ選びアドバイス

自分に合った竹バットを探す際に、もし実際にバットを手に取って確かめるのであれば、以下の方法がおすすめです。


①バットのグリップを胸の中央に当てる
②手を伸ばした時に指先がバットの先端にかかる長さがベストサイズです。

※もちろん個人差があるので、目安としてご参考ください。

自分の体に合った竹バットを使うと、思い通りのバットコントロールができ、野球がもっと楽しくなると同時に、トレーニングもより効果的になります。

小学生のバット選び


身長・体重別バットサイズ

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