バッティング上達のために一番大事な事って何?
春休みが始まり、子供たちは大はしゃぎ! でも、野球少年たちの練習は日々続きます。 熱心に野球の練習に取り組む彼らの目標。 それは、少しでも野球が上手になること! 特にバッティイング上達に力を入れている少年は多いと思います。 ただ「やみくも」に練習に取り組むことが上達に繋がるわけではありません。
上達するには訳がある
バッティングで一番大事な事とは何でしょうか? それは、「バットの芯にボールを当てること」です。 ボールをバットの芯で捉えると、打球の力も速さも増します。ヒットにつながる確率がグンと上がるのです。 まずは「バットの芯に当てる」練習から始めることが大事!
↓竹バットを使ったバッティングをチェックする後姿は、広澤克実氏!
なぜ竹バットなのか?
日本では、高校野球まで金属バットを使用します。金属バットは各メーカーによる技術が施され、バットの芯を外しても打球はそれなりに飛んで行きます。なので、少年時代に金属バットだけでバッティング練習を続けていては、バットの芯を外した打球でも「バットに当たっている」と錯覚し、バッティング技術が上がっていきません。 なので、普段のバッティング練習は金属バットではなく、「木製バット」を使用することを強くお薦めします。
「木製バット」の特性は、「バットの芯に当たらないとボールは遠くまで飛んで行かない」ことと、「芯を外すと、手がしびれる」ということ。特に「竹バット」は、芯に当たらなかった時に生じる振動が強く、「ビリビリ」という感じで手がしびれます。 この「しびれ」は正に、芯を外しているというシグナル(合図)です。逆に言えば、「しびれ」が無ければ、それはバットの芯でボールを捉えているという事! この分かり易い判断ができるのは、強いシグナルを発信する「竹バット」です。それでは、竹バットとは実際どんなバットなのでしょうか?
「竹バット」は、木製バットの中でも「合板バット」の部類に入ります。 「合板バット」とは、薄い板を何枚か貼り付けて1本の木材の形に成形し、それを加工して仕上げたバットのことです。 1本木でできた「メイプルバット」などと違って、値段は安価で丈夫にできていますし、合板ということで「しびれ」も強い。しかし、芯に当たればしっかり飛ぶ。そんな特徴を持つ「竹バット」が野球少年たちに一番必要なトレーニングバットと言えます。 今、持っているバットを「竹バット」に持ち替えるだけで、ずいぶんバッティングの印象が変わってくるはずです。
竹バットの持つ特性を知ろう!
竹バットの最大の特性は、「芯に当たらない時のしびれ」ですが、それ以外にも金属バットには無い特性が多く見られます。
・金属バットと同じ重量の竹バットでも、ヘッドの重心があるため、若干重く感じる ⇒ヘッドが重いため・インパクトの瞬間が金属より長く感じる ⇒バットがボールに乗った感覚。いわゆる「乗せる」「押し込む」感覚
・ヘッドが重い分バットの芯でボールを捉えない限りヘッドが振り抜きづらい ⇒芯に当たらないとボールが飛ばない
・インパクトの瞬間から振り抜きに技術を要する ⇒インパクトの瞬間のバットが「しなる」感覚を覚えるため、インパクト後にヘッドを前方に振り抜く意識が必要。理にかなったスイングであれば、バットの重み=ヘッドの重みによりボールが遠くに飛ばせ、またより強い打球を打つことができる
・バットのミートポイントが金属バットよりもヘッド気味 ⇒竹バット(木製バット)の構造上の特徴
・トスバッティングでもボールをバットの芯で捉えているか外しているかが分かる ⇒要するに振動があるか無いか
・消音性に優れ、日夜の練習が可能
次回は、竹バットの効果と、ボールパークドットコムの竹バットの特徴をご紹介!
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