バッティングの基礎|低めの球を克服するには、ローボールトレーニング!

低めの球より高めの球の方が打ちやすいのは、ボールとの距離が近いからという理由があります。別の言い方をすると、低めの球=ローボールは、目との距離が一番離れているため、打ちにくいということです。 この打ちにくいローボールを克服するにはどうしたらいいのでしょう?

<ローボールとは>

ローボールとは、一般的に打者のベルトより下、膝より上の高さの位置にくるボールのことを言います。 バッティングのスイングにはレベル、ダウン、アッパーの3つがありますが、ローボール克服のトレーニングでは、アッパースイングを行います。

<ローボールの打ち方>

スイングの中で、いちばん軌道が大きくなるのが、ローボールのスイングの時です。正しい軌道を繰り返しスイングし、大きくなめらかな軌道で、正しいフォームをつくりましょう。

ローボールの打ち方

  1. 肩幅よりやや足を開き、つま先を少し開く。膝は自然に緩める
  2. 自分のへその真下にバットを持ってくる(ヘッドが下になるように)
  3. 肘を折りながらしっかりとテイクバックを取る
  4. 両肘とグリップエンドを、地面に落とすように振る
  5. インパクトの時に、ヘッドが返るようなイメージ
  6. 肘とリストをしっかりと折り畳む

この動作を繰り返して行います。

<ローボールトレーニングの注意点>

  1. テイクバックした後、グリップエンドをピッチャー方向に向けない ※ピッチャー方向に向けると軌道が変わってきます。 ※肘とグリップをしっかり地面に持って行き、ヘッドの重みを感じながら振ることが大切です。
  2. 体を開いて重心が後ろにいかないように注意する
  3. 振った後に体が前に行かないように注意する

<ローボールトレーニングのポイント>

  • ひざ下のローボールをセンターに打ち返すイメージでゆっくり大きくスイング。
  • かかとは地面につけたまま、肩、腰、膝も開かず固定。
  • 腕、肘、手首を使い、軌道が大きくなるようにスイング。
  • 右肘から入り、みぞおちの前でボールを捉え、インパクト後は手首を返し大きくフォロースルーを取る。

ローボールスイングやティーバッティングを繰り返し行い、ローボールを克服しましょう!

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