今や甲子園常連校だけでなく、幅広い世代のトレーニングに取り入れられるようになった竹バット。「生えている竹には節や空洞があるのに、どうやって作られているのだろう?」そんな疑問を持たれたことはありませんか?
今回は竹バットがどのように作られているのか、製造工程をご紹介させていただきます。これを読めば今使っている竹バットにさらに愛着が湧き、もっと大切にしたくなるかもしれません!
また、「竹バットトレーニングを始めてみようかな」とご検討中の方も必見の内容となっています。ぜひ最後まで読んでみてください!
著者情報
和牛JBグラブ、和牛JBバット、JB竹バット、各種トレーニングバット、グラブトリートメント等、各種野球用品を製造販売する野球用品メーカー、【ボールパークドットコム】です。
弊社では野球少年・少女の成長支援のため、バリエーション豊富なトレーニングバットをご用意しております。お子さまの体の成長に合わせたバット選びが可能ですので、お困りのことやご相談等がございましたらお気軽にお問い合わせください。
竹バットとは?
製造工程をご紹介する前に、竹バットについて改めて解説しておきます。竹バットとはその名の通り“竹”でできたバットのことです。材質は竹ですが、大まかな種類は「木製バット」に分類されます。
竹バット最大の特徴は、ボールを打つ際に芯を外すと“しびれる”ほどの振動が手に伝わること。それに加え、竹バットの芯は他の素材のバットに比べて狭くなっています。竹バットのこうした特徴は、バッティングの基本である「ボールを芯で捉える技術」の向上に大変有効です。
また、耐久性に優れていてコストパフォーマンスも高いため、近年では少年・中学・高校・社会人野球と、幅広い世代の練習に取り入れられています。
竹バットの製造工程
メイプルやアオダモ、ホワイトアッシュなどで作られる木製バットは「一本木バット」と呼ばれ、一本の角材をバットの形状に削り出すことで作られています。それに対し、竹には節や空洞があるため、そのまま切り出すだけではバット材として使用することができません。
では竹バットはどのように作られているのでしょうか。写真とともに製造工程をご紹介します。
まず、おおまかな流れは以下の通りです。
1. 1本の竹の中でバットに使用できる部分を切り出す
2. 切り出した竹材を3cm角程度に割る
3. 割った竹材を特殊機械で長方形に整えて削り、細長い板状にする
4. 接着剤を塗った竹材を重ね、圧力をかけながら張り合わせて角材にする
5. 角材を機械でバットの形状に削り出す
6. 塗装して完成
↑ 上記3で板状となった竹材は、後の工程で重心が偏らないように、かつバランス良く配置できるよう、重さ別に仕分けます。
↑ 竹板を糊付けで貼付けていくと、大きな木材になります。
↑ これを角材にします。
↑ バットに形に切り出したのち、仕上げをします。
このように竹バットはいくつもの工程を経て完成します。主にトレーニング用として使われる材質ですが、実は手間暇かけて作られているのです。
日本において、竹は国内の至るところに生育していて入手しやすい素材です。自作にチャレンジしたい人もいるかもしれませんが、竹バットの製造には特殊な機械や技術が必要になるため、製造経験のない人が一から作ることは難易度が高いと言えます。
こうして作られた竹バットの特徴として、金属バットと同じ重量のバットでもヘッドに重心がある為、若干重く感じるという点が挙げられます。また、インパクトの瞬間、バットがしなる感覚を覚えるため、インパクト後にヘッドを前方に振り抜く意識が必要です。理にかなったスイングであれば、ヘッドが重い分、その重みによりボールを遠くに飛ばせ、またより強い打球を打つことが出来る感覚を養えるでしょう。
おすすめの竹バットをご紹介
最後にボールパークドットコムおすすめの「JB竹バット」をご紹介させていただきます。JB竹バットは長さや重さの組み合わせが異なる全15種類を取り揃えています。
ラインナップは日本最大級!自分の体の成長やトレーニングの目的に合わせたバット選びが可能です。長すぎたり重たすぎたりするバットは体の故障の原因にもなります。自然にスイングできるバットでバッティング技術の向上を目指しましょう。
また、ボールパークドットコムの竹バットは「リアルグリップ」を採用しています。金属バットの細身のグリップ感を限りなくリアルに再現しているため、試合用のバットに持ち替えた時にも違和感なく使用できます。
「体の成長に合わせて竹バットを買い替えたい」「試合で使用するバットの感覚に近いものを探している」という方はぜひチェックしてみてください!
※詳細は画像をクリックしてご覧ください。