長尺バット使って正しいスイングを身に付けよう!

普段から意識して自分のスイングをチェックすることはとても大切です。しかし、自分のスイングのどこが悪いのか、どのようなスイングが正しいのか、知っているようで知らないこともあると思います。

また、自分のスイングは自分の目で直接確認することはできません。動画を撮影したり、周りの人に見てもらったりすればチェックできますが、できればもっと気軽にトレーニングに取り組みたいですよね。

そこでおすすめしたいのが「長尺バット」です。長尺バットは正しいスイングを身に付けるのに有効なトレーニングバットです。今回は長尺バットのメリット・デメリット、実際に長尺バットでトレーニングする時のポイントを解説します。

その他にも自分のスイングをチェックする時のポイントなどもお伝えしますので、「正しいスイングを身に付けたい」「バッティングフォームを見直したい」という方はぜひ最後まで読んでみてください!

著者情報

和牛JBグラブ、和牛JBバット、JB竹バット、各種トレーニングバット、グラブトリートメント等、各種野球用品を製造販売する野球用品メーカー、【ボールパークドットコム】です。

弊社では一般的な試合用のバットだけでなく、竹バットやラミーバット、長尺バットなど、多種多様なトレーニングバットの製造・販売も行っております。

ボールパークドットコム

長尺バットとは?

長尺バットとは、文字の通り一般的なバットよりも長いバットのことです。公認野球規則ではバットの長さは106.7cm以下に定められていますが、それより長いものも販売されています。

実打も可能ですが、あくまでもトレーニング用として設計されていることがほとんどです。ではなぜ長尺バットがトレーニングに有効なのでしょうか。次の項ではその効果やメリットについてお伝えします。

長尺バットの効果・メリット

長尺バット最大のメリットは「正しいスイング」を身に付けられること。長尺バットの長さや重さを生かしたトレーニングを行うことで、悪い“クセ”が自然に矯正されていきます。

具体的には以下の4つの効果があります。

 

1. 体全体を使ったスイングができるようになる
2. ドアスイングを解消できる
3. ヘッドの効いたスイングができるようになる
4. フォロースルーが大きくなる

自分のスイングをチェックしてみよう!

実際に長尺バットでトレーニングを行う前に、以下の6つのポイントを参考にしながら自分のスイングチェックしてみましょう。自分だけでは分かりにくい場合もあるので、周囲の人に見てもらうのもおすすめです。

チェックポイント

 

①上体が後傾になってバットが出てこない
上体が後傾になってバットが出てこない
②左足が突っ張り、上体が反り返っている
左足が突っ張り、上体が反り返っている
③右肩が極端に下がっている
右肩が極端に下がっている
④バットが重く、バットに振られている
バットが重く、バットに振られている
⑤バットヘッドがかなり遅れて出てくる
バットヘッドがかなり遅れて出てくる
⑥体が回り過ぎてボールがファールゾーンに向かう
体が回り過ぎてボールがファールゾーンに向かう
①~③のクセを修正する効果を発揮するのが長尺バットです。 ※④~⑥を修正するには短尺バットが効果的です。短尺バットに関する記事はこちら

長尺バットでトレーニングする際のポイント

続いては実際に長尺バットを使ってトレーニングする際に、どのような点に注意すればいいのかを解説していきます。

「振り子スイング」でクセを修正

長尺バットでのトレーニングは、振り子のように「大きく・ゆっくり・繰り返し」スイングすることがポイントです。こうすることで滑らかで大きな軌道を習得することができます。振り子スイングは肘・手首などの関節の柔軟性アップ、体幹やバランス感覚のトレーニングにも有効です。

1. 始動時はグリップの位置と右肘の位置を確認する

2. グリップよりも先に右肘を体の中心寄りに入れる

※正面を向いて、振り子や像が鼻を振るイメージでスイング。同じ軌道で、「大きく」「ゆっくり」「繰り返し」スイング。身体や関節が堅い選手の柔軟性のUPにも効果大です!

始動時はグリップの位置と右肘の位置を確認する

3. 左脇が閉まった状態で振る

4. 左肘が体から離れないようにする

上記のようにスイングをすることで、バットヘッドが滑らかで大きな軌道を描くようになります。ひじ、体幹トレーニング、手首などの関節の柔軟性アップ、バランス感覚のトレーニングとしても有効です。

左肘が体から離れないようにする

長尺バットのデメリット

理想的なスイングを身に付けられる長尺バットですが、長さと重さがあるがゆえのデメリットも存在します。次に挙げる3つのデメリットをしっかりと理解した上でトレーニングに取り組みましょう。

1. 体を痛める可能性がある

長尺バットは体全体を使ったスイングをしなければ振り切ることができません。使っているうちに悪いクセは矯正されていきますが、正しいスイングが身に付くまでは手首などを痛めてしまう可能性があります。

また、長尺バットは通常のバットよりも大きな遠心力がかかるため、体を急激に回転させてしまうと腰に大きな負荷がかかります。長尺バットでのトレーニングは、上半身と下半身をしっかりと連動させたスイングを意識することがとても大切です。

2. トレーニングの際に広い場所が必要

長尺バットは一般的なバットよりも長いので、当然その分広いスペースの確保が必要になります。通常のバットと同じ距離感でトレーニングをすると、うっかり近くのものを壊してしまったり、人に当たってケガをさせてしまったりする可能性があり、大変危険です。使い始めはもちろんのこと、使い慣れてきた時こそ十分周囲に注意してトレーニングを行いましょう。

3. 試合で使用するバットの感覚と異なる

長尺バットは実打も可能ですが、試合で使用するバットとは長さも重さも異なります。そのため、バットを持ち替えた時の感覚のすり寄せが必要になります。

せっかく長尺バットで正しいスイングを身に付けても、試合用のバットで実践できなければ本末転倒です。「ただ長尺バットを振っていれば正しいスイングが身に付く」というわけではないので、トレーニングの意味や内容をしっかりと考えながら取り組みましょう。

おすすめの長尺バット

ここまで長尺バットのメリットだけでなくデメリットも解説しましたが、実際に練習に導入してみたいと考える方もいらっしゃると思います。しかしながら、長尺バットはいろいろなメーカーから販売されているため、「どれを選べばいいか分からない」と悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そうした方のためにおすすめの長尺バットをご紹介します。 ボールパークドットコムのおすすめは、100cmの長尺竹バットです。重さは550g・950g・1000gの3種類。長い分重たいイメージがある長尺バットですが、ボールパークドットコムでは550gの軽いものもご用意しています。

「体への負担を軽減したい」「初めて使うので不安」という方は550gの長尺バットを検討されてみてはいかがでしょうか。また、素材が竹なので他の素材のバットに比べて耐久性も抜群。高校・大学・一般向けで、実打も可能です。

「バッティングフォームを見直したい」「正しいスイングを身に付けたい」と思っている方はぜひ長尺バットでのトレーニングを試してみてくださいね!当店ボールパークドットコムでは、選手一人ひとりの目的や好みに合わせたトレーニングバット選びが可能です。もしお困りのことやご相談等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

長尺竹バット(100cm)
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