魚雷バット(トルピードバット)の新たな革新性-日本での木製オーダーバット展開と活用術-

~JB バットが実現する世界初の木製バットオーダーシミュレーションシステム~

── 20 年の探求から生まれた「芯で打つ」ための確かな理論と革新 ──

 JB バットは 20 年以上にわたり「バットの芯で捉える」という誰しもが目指す基本でありながらも本質でありこの野球のバッティング技術を追求すべく、商品の研究・開発に取り組んできました。その中でも特に「少年用竹バット推進プロジェクト」では、小さな子供の頃から金属バットより芯の小さい木製バット(竹バット)を使用することで、早い段階から"芯"を意識した正確なスイングを身につける重要性を提唱してきました。

 本記事ではその長年の研究と実践について詳しく解説するとともに、次世代の木製バット「魚雷バット(トルピードバット)-木製オーダーバット-」の発売開始に際し、独自に考察いたします!

著者情報

WAGYUJB(和牛JB)グラブ、木製バット、JB竹バットはじめ各種トレーニングバット、グラブトリートメント等、各種野球用品を製造販売する野球用品メーカー、【ボールパークドットコム】です。

弊社では、さまざまなサイズのバット(木製バット・トレーニングバット)/オーダーバットを製造・販売しております。バット探しやオーダーについてお困りのことやご相談等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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金属バットと木製バットの違い-移行という"壁"-

 日本の野球界では長年、高校野球での金属バット使用から、大学・社会人・プロでの木製バット使用への移行が長らく選手と指導者にとって大きな課題とされてきました。高校野球までは反発力が高く、芯の広い金属バットが主流ですが、大学・社会人・プロに進むと規定により木製バットを使用する必要があります。高校時代にホームランを量産していた選手が、金属バットから木製バットに持ち替えた途端にホームランやヒットが打てなくなる──この“移行の壁”により、多くの有望な選手が成績を残せずに苦しんでいるのが現実であり、この現象は多くの選手と指導者を悩ませてきた問題でもあります。

 金属バットは木製バットと比較すると非常に高い反発力に加え、芯が手元まで広範囲に及び、空洞構造により重心がグリップ寄りという特性を持ちます。この特性により、少々詰まった打球でもよく飛ぶ構造となっています。

木製バットについて詳しくは、こちらのWEBマガジン記事「失敗しない木製バットの選び方。素材や種類も徹底解説。」で解説しています。

魚雷バット(トルピードバット)の構造と特徴

--木製バットの進化系、振り抜けるオーダーバット--

 魚雷バット(トルピードバット)は、この金属バットの優れた特性を木製バットで再現することに成功した革新的な製品です。JB バットでは、単なる流行に乗るのではなく、長年研究してきたバッティング理論に基づいて、この新しいバット形状の本質的価値を見出しています。

魚雷バット(トルピードバット)の特徴とは?

 「魚雷バット(トルピードバット)」とは、バットのヘッド部が絞られた形状をしており、その名の通り“魚雷”のようなシルエットを持つバットです。その最大の特徴は以下の 2 点にあります:
1、バットヘッド部分を細くすることで、芯の位置とバットの重心が手元に近くなる構造
2、バットヘッド部分の形状変更による振り抜きやすさと操作性の向上 

魚雷バット(トルピードバット)

 これは、バッティングスタイルの観点から見ると、バットを短く持つ、あるいは通常84センチのバットを使う選手が 83 センチや 82 センチの短いバットを使うことと同様の効果をもたらします。つまり、芯で打つ確率を上げ、打率向上を狙うアプローチと同じ理屈になります。
 また金属バットの利点である「詰まっても飛ぶ」性質を、木製バットに落とし込むための設計思想もこのバットには込められており、「木製バットでありながら、金属バットのように扱いやすい」という評価も高まりつつあります。

メジャーリーグ(MLB)での評価-実績と考察-

 2025年、メジャーリーグ(MLB)で魚雷バットがホームラン増産につながったという報道は、非常に興味深い示唆を含んでいます。メジャーの投手が投げる高速のインコースボールは、強打者でさえも詰まらされることが多い難しいボールです。しかし、魚雷バットを使用することで、特にインコースの速球への対応力向上、ホームラン数の増加といった目に見える成果が報告されています。元々パワーとヘッドスピードに優れたメジャーリーガーが、魚雷バットによって詰まることなく芯でボールを捉えられるようになった結果、持ち前の能力が最大限に発揮され、ホームラン増産につながったと考えられます。
● 詰まらずにインコースを捌ける
● バットコントロールが格段に向上
これらはまさに、魚雷バット(トルピードバット)の特性が最大限に活かされた結果といえるでしょう。

バットのバランスを科学する ─ JB20モデルの理論

 JB バットでは他のバットメーカーにはない「JB20 モデル」として、バットの芯、重心位置、バランスタイプ、長さ、グリップの太さ、グリップエンド形状など、あらゆる要素を科学的に分析しています。この細分化が、魚雷バット(トルピードバット)の本質理解も可能にしています。

バランスタイプ別のバット機能の特性と打者適正

■ヘッドバランス (対応打者タイプ:パワーヒッター)
 •  飛距離性能が高い。その分習得難易度も高い 。
 •  長距離ヒッター向き、遠心力を最大限活用できる 
 •  トレーニング用としもて理想的 
■ミドルバランス (対応打者タイプ:オールラウンダー)
 •  バットコントロールと飛距離のバランスがとれている 
 •  オールラウンドな性能を持つ万能型 
 •  さまざまなタイプの打者に対応可能 
■センターバランス (対応打者タイプ:アベレージヒッター)
 •  ミート率が高い 
 •  操作性に優れ、バットコントロールが容易 
※金属バット/魚雷バットはこのセンターバランスに近い仕様で設計されております。

重要な発見:重心とバットコントロール

 重心がグリップ寄りにあるバットは、バットの操作性が格段に向上します。これにより、インコースの速球への対応や、変化球への対応力が高まります。JB バットの分析によれば、魚雷バットはその形状から、バットの芯の位置と重心を手元に近づける事で、バットコントロールが高まりインコースへ対応力も高まります。これにより、パワーを極端に犠牲にすることなく、操作性と芯で捉える確率を高めるという理想的なバランスを実現しています。

この“芯で捉える”技術を養う練習方法については、こちらのWEBマガジン記事「バットの芯に当てる練習。ミート力を上げるなら。」で解説しています。

「魚雷バット」(トルピード)はどんな選手に適しているか 

 JB バットの長年の研究から、魚雷バットは特に次のようなタイプの選手に適していると考えられます。ただし、野球における感性や感情は人それぞれであり、すべてが理論だけで決まるものではありません。

1.  金属バットから木製バットへの移行期にある選手
 ・高校卒業後の大学生、社会人選手 
 ・プロ入り直後の若手選手 
2.  インコースの対応に課題を持つ選手
 ・詰まることが多い選手 
 ・インサイドの速球に弱い選手 
3.  ミート率向上を目指す選手
 ・アベレージヒッターを目指す選手 
 ・確実性重視のバッティングスタイルの選手
4.  パワーはあるが木製バットで結果が出ない選手
 ・金属バット時代にホームランを打っていた選手 
 ・潜在能力を発揮できていない選手 

このように、ミート率向上と振り抜きやすさの両立を求める選手には、「魚雷バット」(トルピードバット)はまさに理想の選択肢と言えるでしょう。

WAGYU JB(和牛JB)バット/北米産メイプル【BFJマーク入り】

世界初!JB バットが実現したイノベーション-魚雷バット木製オーダーバットシステム- 

 この度、弊社 JB バットでは、木製オーダーバットシミュレーションシステムに魚雷バット(トルピードバット)のオーダー機能を業界で初めて実装しました。この画期的なシステムにより、世界にただ一つの、あなただけのための魚雷バット(トルピードバット)をオーダー製作することが可能になりました。

<世界初の試み>

 木製バットのオーダーシミュレーションで魚雷バット(トルピードバット)を選択・カスタマイズできるシステムは、世界的に見ても前例がないと考えられます。少なくとも日本国内においては、弊社が初めての実現となります。

商品詳細はこちら▶
WAGYU JB(和牛JB) -トルピード-魚雷バットスペシャル木製オーダーバット【硬式用木製バット】


魚雷バット(トルピードバット)オーダーシステムの特徴

1.  詳細なカスタマイズが可能   
・グリップ形状の選択(JB バット独自の多様なグリップエンド形状) 
・カラーリング(BFJ ルール内) 
・身体に合った最適な長さ/重さのカスタマイズやバランス選び 
2.  JB バット 20 年の知見を活かした最適設計   
・少年用竹バット推進プロジェクトの研究成果を反映 
・バットの芯を捉えるための科学的アプローチ 
・体格と技術レベルに合わせた提案 

トレーニングの観点から見た使い分け(バッティング技術向上の 2 刀流)

 興味深いことに、トレーニング用としては、あえて難しいヘッドバランスのバットを使用することが推奨されます。これは、技術習得のために意図的に負荷をかけるという考え方に基づいています。JB バットの「リアルグリップトレーニング竹バット」【15 モデル】もこの考え方に基づいています。  一方、実戦では自分のスタイルと目的に合ったバランスを選択することが重要です。 

まとめ:日本野球界への貢献-魚雷バット × 木製バット × オーダーバット=次世代のスタンダードへ-

 魚雷バット(トルピードバット)は単なる流行や奇抜なデザインではありません。長年の実証と理論に裏打ちされた、金属バットから木製バットへの移行という日本野球界の長年の課題に対する一つの解決策となる可能性を秘めています。 

◆木製バットの操作性とミート精度を高める
◆オーダーバットとして最適な形状を自分で選べる
◆実戦でのパフォーマンス向上を確実に体感できる

 JB バットの世界初となる木製バットオーダーシミュレーションシステムを通じて、選手一人ひとりに最適な魚雷バットを提供することで、日本の野球選手のさらなる飛躍に貢献したいと考えています。

木製オーダーバット関連のWEBマガジン記事のご紹介

 さらに詳しく「木製バット」のオーダー方法について知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
▶︎ 木製バットをカスタムオーダーしてみよう!

 こちらの記事では、木製バットのオーダー方法はもちろん、選択のバリエーション内容まで幅広く解説しています。

 

 ぜひ今回の記事内容を参考に、あなたのスイングに最適な「木製バット」「オーダーバット」を検討してみてください。木製バットの中でも、「魚雷バット(トルピードバット)」は、その特徴によって打撃スタイルに合わせた選択が重要です。
 自分に合った木製バットを選び、より良いプレーを目指しましょう!
「あなたの「理想の一本」がここに!」
魚雷バット × オーダーバット × 木製バットの最前線を、ぜひ体感してください。

 木製バット選びやオーダーバット製作についてのご質問は、お気軽に以下バナーよりご連絡ください。

 

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