グラブのお手入れ手順を【PROTEIOS(プロティオス)】を使って解説

野球グラブのお手入れはついサボりがちになってしまいますよね。しかし、グラブのお手入れを怠るとグラブがすぐにヘタってしまったり、使いづらくなってしまいます。

またグラブのお手入れは難しく、根気のいる作業だと思われがちです。でも実は、要点さえ覚えてしまえば簡単ですぐに出来ます。

今回の記事では、当社イチオシのグラブ用トリートメント「PROTEIOS(プロティオス)」を使って、誰でも出来るグラブメンテナンスの方法を紹介します。 グラブの手入れ方法は色んなやり方がありますが、その中でも最もシンプルかつ効果的なやり方だと思いますので、是非お試しください。

もちろん、キャメルカラーといった白色系グラブのメンテナンスにも最適です。

著者情報

和牛JBグラブ、和牛JBバット、JB竹バット、各種トレーニングバット、グラブトリートメントの「プロティオス」を製造販売する野球用品メーカー、【ボールパークドットコム】です。

「プレーだけでなく、道具の質にも拘りたい。」そんな選手の希望に答えられるよう、高品質のグラブ・バットを作り続けています。グラブの手入れに関するお悩みも随時受け付けております。グラブに関することなら、何でもお問合せください。

ボールパークドットコム

用意するメンテナンス道具

手入れを実際に始めるまえに、まずは以下の3点を準備しましょう。

1:ブラシ(毛先が柔らかいもの)
2:タオル(柔らかい素材のもの)
3:グラブ用トリートメント(PROTEIOS)


このうち、ブラシはグラブの手入れをする際に最も重要な道具です。市販のブラシには化学繊維系のものもありますが、グラブを傷つけやすい傾向があるため、特に馬毛のもの(ホースブラシ)がおすすめです。

タオルは硬いものでなければどのようなものでも大丈夫ですが、布の目が粗めのものを使うと汚れの落ちが良くなります。

また上記の他に、グラブ用のムートンを準備しておけば、革の脂を表面に馴染ませて、艶出しができて仕上がりが良くなります。

メンテナンス用品の写真

グラブの手入れ4ステップ

道具の準備ができたら、以下の手順にしたがって手入れを進めていきましょう。

ステップ①:土・砂・ホコリを落とす

グラブのお手入れの基本は、汚れを落とすことです。

グラブ表面に付着した土や砂、ホコリなどを柔らかいブラシを使ってこすり落としていきます。 ※この工程は、グラブを使用したら毎回実施することをお勧めします。

毎回汚れをこまめに落としてあげることが大事です。

ウェブ(親指と人さし指の間にある網の部分)や指先・レース(革ひも)の部分は、作りが細かいので汚れがたまりやすい部位です。ブラシの毛先を使って丁寧に汚れを落としていきましょう。

また、レースは一度ほどいてからしっかりブラシをかけることをお勧めします。 土や砂が残った状態で後の工程に進むと、それらが固まってグラブが重くなる要因となるため注意しましょう。

また、汚れを十分に落とさずに後の工程に進むと、その上から油分が付着することによって黒ずみが生じます。

綺麗に汚れを落とすためのワンポイントアドバイス

ブラッシングする際は、革の表面を傷付けないように、やさしくこすりましょう。

また、ブラシをこする方向ですが、縦方向(指先へ向かう方向)こするようにすると、汚れが落ちやすくなります。グローブの革の繊維は、縦方向に入っている為、横に向けてこすると汚れは落ちにくくなります。

ブラッシングのポイント ブラッシングのポイント2


ステップ②:保革する

保革とは、グローブが乾燥しないように、油をを補給してあげることです。

私たち人間も冬場に手が乾燥すると、ハンドクリームを塗ります。グラブも天然の革を使用している為、常に油分を補給してあげなければなりません。そのため、オイルやトリートメントによって保革を行います。

グラブは表と裏と二つの革袋が重なった構造で作られています。従って、表だけではなく、裏の革パーツまで保革する必要があります。裏の革パーツまでしっかり栄養が行き届きメンテナンスされることによってグラブが持つ機能性がぐんとアップします。

ただし市販のグラブオイルの中には油分が多く含まれているものが多数あり、塗りすぎはグラブが重たくなったり、ベタつきの原因となります。オイルを塗る頻度としては、週に一度くらいで十分です。


PROTEIOSはタップリ塗っても重くならない

オイルを使った保革では、重たくならないよう量に気を付けながらも、グラブ裏側の革パーツまでしっかり保革するのは難易度が高いもの。

そこでお勧めするのがPROTEIOSです。PROTEIOSは本来革に含まれている油分バランスにこだわって調合されているので、革の繊維への浸透が非常に優れており、たっぷり塗っても重くならずベタつかないのが特徴です。

最初のうちは抵抗があるかもしれませんが、PROTEIOSを使って保革するのであれば、グラブに対して栄養を与えるというイメージで、PROTEIOSをタップリ吹きかけてあげましょう!

液が滴るくらいで丁度良いとお考えください。 PROTEIOSを塗った後は、指を使って液をすり込むようにして、革に馴染ませていきます。グラブの内側まで浸透させるようなイメージですり込みます。

※紐の保革も忘れずに

見落としがちなのが、ウェブやレースといった紐部分の保革です。紐がカラカラに乾燥していると、切れてしまう要因になります。 PROTEIOSを使えば、カラカラになってしまった紐が回復します。

上記のとおり、PROTEIOSをタップリ吹きかけて、指ですりこむようにしながら紐を伸ばしていきましょう。

※PROTEIOSの使用頻度について

PROTEIOSを塗るのは基本的に月に1~2回で問題ありません。

グラブの状態を見て、潤いが不足していると思ったら適宜補給するようにしてください。 PROTEIOS1本で150ml入っていますが、潤沢に塗った場合は2~3回ご使用できます。

トリートメントの塗り方 紐の保革作業

ステップ③:タオルで拭き上げる

保革作業が完了したら、柔らかいタオル等で表面を優しく拭きあげてください。

柔らかいタオルを使う理由は、保革直後の革の表面は柔らかくなっているため傷つきやすい状態だからです。

なお、PROTEIOSにはグラブ表面に付着した汚れや、雨や汗による湿気を浮かび上がらせる効果があります。保革作業から1~2分間おいてから、タオルで優しく拭きあげてください。

拭き上げ工程

ステップ④:自然乾燥させる

最後にグラブを乾かします。 必ず風通しのいい日陰で乾かすことを心掛けましょう!

なお、グラブを日に当てて急激に乾かすと、革にダメージが加わって、ひび割れやヘタリの原因となってしまうので避けるようにしましょう。

もちろん、ドライヤーやストーブなどで急速に乾かすことも厳禁です。

一連の流れを動画でもまとめていますので、是非ご覧ください。



雨の日のお手入れについて

グラブにとって雨は天敵です。雨に濡れたグラブを放置した結果、グラブがカチカチになったり、パサパサになった経験はありませんか?

実はこれ、雨に濡れたグラブが乾いていく際に革の繊維に含まれる脂分が一部に偏って固まってしまう事が原因です。そのため、雨に濡れた時こそ保革が重要になります。

乾燥させる前に、必ずブラシや布で泥汚れを落としておき、その後に保革を行います。PROTEIOSを使うなら、前述のとおりタップリ塗りましょう。

これによって、必要な油分を革の繊維に均等に馴染ませ、保革しながら乾かすことができます。もちろん、保革後は直射日光を避け、陰干しすることを忘れずに。

雨に濡れたグラブのメンテ手順

グラブを手入れすることの効果

さて、ここまでグラブのお手入れ方法について説明しましたが、その効果についても知っておいたほうが手入れにも身が入ると思います。

効果①:野球が上手くなる

良いグラブの条件を知っていますか?

多くの方が「思った通りに操作できるグラブ」と答えると思います。思った通りに動いてくれるグラブがあればプレーの質も格段とアップしますよね。

思った通りにグラブが動くようにするためには、グラブのお手入れが欠かせません。 グラブのお手入れを怠ってしまう事で革がヘタってしまい、型崩れの原因になり、また手とグラブの一体感が失われ、「思った通りに操作できるグラブ」とは程遠いグラブになってしまいます。

プレーに直接関わる重要な問題と言えますので、野球が上手くなりたい方は必ずグラブのお手入れを欠かさないようにしましょう。

効果②:グラブの寿命を長くできる

グラブにも寿命があり、日々の使用によって徐々に革がダメージを受けていきます。

「日に当たること」「水に濡れること」「土で汚れてしまうこと」「ボールをキャッチした際に摩擦が加わること」など、これらのダメージを緩和するのが日々のお手入れです。

毎日お手入れをしているグラブと、お手入れをしないまま使い続けたグラブとの寿命の差は歴然です。手入れの仕方によっては、寿命に数年以上の差が出るとも言われます。

良い状態で長くグラブを使用したいのであれば、手入れを欠かさないようにしましょう。

効果③:グラブがカッコよく見える

ほとんどの革製品は、ちゃんと手入れをすることによって、使い込むほどに光沢感が出て、味のある逸品と化していきます。

野球のグローブも例外ではなく、光沢のあるシブいグローブに変化していきます。 逆に、手入れをしないと乾燥したボロボロのみすぼらしいグローブになってしまいます。 せっかくの高価なグローブ。ビジュアル的にも、進化させたいものです。

人気品番006Sのオーダーグラブ

PROTEIOS(プロティオス)の購入とグラブ型付けのご案内

グラブは革製品であるがゆえ、そのお手入れは実に奥が深く、様々なメンテナンス法があります。でも、PROTEIOSを使えば非常にシンプルかつ楽に手入れできることがお分かりいただけたのではないでしょうか?

グラブの手入れにお悩みの方は、是非一度PROTEIOS(プロティオス)を使ってグラブのお手入れをしてみてください!きっとあなたのグラブを最高の状態に整えてくれます。

なお、和牛JBグラブの「脂分が豊富」、「細かい繊維質」という特徴に対してPROTEIOSを使用した型付けサービスも実施しております。この機会に、手に吸い付くようなグラブの馴染みを是非ご体感ください。

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