低反発バット時代到来!なぜいま木製バットなのか?

2024年より高校野球では、反発性能を抑えた新基準金属バット「低反発バット」に完全移行となりました。低反発バット完全移行後に行われました【第96回 選抜高校野球大会】は、従来の金属バットに比べ打球の飛距離が著しく低下し、あまりにもHR数が激減したことが話題となった大会でした。

この結果より選抜高校野球大会以降、練習のみならず公式戦でも木製バットを使用する選手が増えてきており、より木製バットの需要が高まってきております。そこで今回は、「なぜいま木製バットの人気が高まっているのか?」「低反発バットと旧金属バットの違い・特徴とは?」という点について解説します。

また低反発バットが導入され、真のバッティング技術が求められる中、ボールパークドットコムは公式戦でも使用可能な実践用トレーニングバット【ARMA(アルマ)】を開発しました!ARMA(アルマ)とはいったいどのようなバットなのか、また使用するメリットについても、解説したいと思います。

 バッティングで一皮むけたい選手は、ぜひ最後までお読みください!

著者情報

和牛JBグラブ、和牛JBバット、JB竹バット、各種トレーニングバット、グラブトリートメント等、各種野球用品を製造販売する野球用品メーカー、【ボールパークドットコム】です。

弊社では硬式・軟式問わず、バリエーション豊かな各種バットをご用意しております。低反発バット導入に伴い日々の練習でお悩みの方や、現在中学生で今後を見据えたトレーニングを検討している方も、ぜひお気軽にお問合せください。

ボールパークドットコム

そもそも低反発バットとは?

 低反発バットとは、最大直径64㎜でSG基準(実用性を重視した上で安全を作り込んだ基準)でバットの肉厚が約4㎜を基準とした、より反発性能が抑制された新基準の金属バットを指します。

※旧金属バット:最大直径67㎜、打球部の肉厚約3㎜

 低反発バットは「試合中の事故防止」や「投手の負担軽減」を目的とし、2024年より導入されました。 一部メーカーでは、実際に製造されたバットは約3.5~3.6㎜しかなく、反発性能が抑制されていないことが明らかとなり、SG基準の違反でリコール対象となったことも話題となりました。

 SGマーク制度の運営を行う一般財団法人製品安全協会では、当該製品を製造したSGの登録工場に対してSG認証の停止と一定期間内での改善措置を求め、期間内に対応がない場合には工場登録を取り消すことを通知しています。

 

低反発バット・旧金属バットの違い

 それではここからは、低反発バットと旧金属バットの違いについて、詳しく解説していきます。

形状の違い

 低反発バットと旧金属バットの下記箇所を計測し、形状比較を行いました。※①~④:グリップ部、A~D:テーパー部、E~H:打球部 とする

低反発バット・旧金属バットの形状比較の結果、目視・計測でも分かる通り全体的に低反発バットが細くなっていることが明らかとなりました。

直径の差

・旧金属バット:最大直径67㎜、バットの肉厚約3㎜
・低反発バット:最大直径64㎜、バットの肉厚約4㎜ →その差、最大直径-3㎜、バットの肉厚約+1㎜

規格変更による影響【最大直径-3㎜】

 旧金属バットより最大直径が3㎜細くなったことにより、打者はボールを捉えることが難しくなり、引っかける・こするとした打ち損じ、また空振りする確率も高くなります。この影響により、2024年の選抜大会では「投手の負担軽減」効果とともに「投高打低」が顕著に表れました。

規格変更による影響【バットの肉厚+1㎜】

 金属バットはアルミ材をパイプ状に加工した商品となっており、中を空洞にすることで トランポリン効果(バットがボールを打つ瞬間に凹み、ボールを弾き返す反発性能)が働き、ボールが飛ぶようになっています。

 バットの肉厚が薄いほど凹みが大きくなり、それに伴いボールを弾き返そうとする力も大きくなることで、打球に飛距離が生まれます。 したがって低反発バットは逆に肉厚が増したことにより、トランポリン効果が抑制され打球が飛びづらくなります。2024 年の選抜大会では本塁打数・長打率といった、打者成績が全体的に低下する結果となりました。

低反発バット対策推奨! ボールパークドットコムの新商品【ARMA(アルマ)バット】とは?

 ARMA(アルマ)=「鎧」という意味を持ちます。BFJ試合用木製バットに近い打感のラミー(竹×メイプル)素材を採用し、さらにグリップエンドから45㎝部分までにグラスファイバー加工を施すことで、強度・耐久性も兼ね備えた実践用トレーニングバットになります。※高校野球公式戦 使用可能※ モデルについては、JBメイプルバット20モデルの中から大人気の3モデルを厳選しました。

グラスファイバーとは?

グラスファイバー(溶かしたガラスを引き伸ばし繊維状にしたもの)は日常生活に広く利用されており、特徴として強度、耐熱性、不燃性、電気絶縁性が高く、バットに巻きつけることにより木製バットの破損や折れを防止する効果があります。

※ARMA(アルマ)バットにBFJマークはありませんが規定で示されている「木目を目視できるものとする」に該当するため、高校野球公式戦で使用可能です。なお名入れ刻印加工を行った場合、公式戦では「使用不可」となりますので、十分にご注意下さい。


008モデル

バランス画像トップバランス。グリップは小さく細い形状、ヘッド側の形状は最端が一番太く超ヘッドバランスのため、長距離打者向け。

013モデル

バランス画像ミドルバランス。グリップはフレア形状で若干太くし握りやすい形に。手元重心設計で操作性に特化したコンタクトヒッター向け。

016モデル

バランス画像ミドルバランス。グリップ形状が小指に掛かりやすい形になっており、ヘッド側にも重みを感じれる形状に。中距離打者向け。

ARMA(アルマ)バットを使用するメリット

次のステップ【大学・社会人野球】に向け、早い段階で木製バットに慣れることができる・・・低反発バット導入後、練習のみならず公式戦でも木製バットを使用する選手が増えてきています。次のステップ【大学・社会人野球】に向け、より早い段階で木製バットに慣れることで、バッティング技術の向上が期待できます。

コストパフォーマンス◎・・・低反発バットの場合、平均で約 30,000 円以上の費用がかかる金属バットになりますが、ARMA(アルマ)バットの場合、9,900 円(税込)で購入可能!さらに、木製バットではありますがグラスファイバー加工が施されているため、強度・ 耐久性に優れた商品となっています。

まとめ

 低反発バットは旧金属バットより形状が細くなり、より木製バットに近い形状になっております。また低反発バット導入後、打球が飛ばなくなったことで、「芯で捉える」事をより重要視した高いバッティング技術が問われます。

 ARMA(アルマ)バットは次のステップを見据え、早い段階でより高いバッティング技術を身につけるのにうってつけの商品となっております!これから上のステージでも通用するバッティング技術向上のため、ボールパークドットコムの実践用トレーニングバット【ARMA(アルマ)】を是非お試しください!

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